6.タイの結び方
最もベーシックなプレーンノットはもちろんのこと、タイの結び方は是が非でも知っておきたい。また、男の嗜みとしてボウタイを結べるようになるべきだ。
プレーンノット|いまさら聞けない! 最もベーシックな結び方

必ず知っておきたい基本的な結び方。ノットが小さく、フォーマルシーンにも適している。襟の開きが65~90度くらいのシャツにオススメ。

まずは大剣を上に、長めにとりながら、小剣をクロスさせる。長さのバランスが実は意外と難しい。

小剣を中心として結び目を意識しながら、大剣を持って小剣の周りを1周させる。

結び目を意識しながら、大剣をループを通すように上へと引き上げる。

上に引き上げた大剣を結び目に向かっておろす。この時も結び目が乱れないように意識することが大切である。

小剣に巻くことでできたノットの結び目部分におろしてきた大剣を通して完成!
セミウィンザーノット|大きめのノットがVゾーンのアクセントに

やや大きなノットに仕上がり、誠実な印象を与える。襟の開きが100~130度くらいのセミワイドや180度に近いワイドカラーと好相性。

後の工程で必要になるため、プレーンノットよりもやや長めに大剣をとりながら、小剣の上に重ねる。

大剣を小剣の下に通したあと、首元のループに上から巻き付ける。この工程によりノットがやや大きくなる。

大剣を下に引っ張りながら結び目をしっかりと固定。おろした大剣を小剣の上に重ねる。

大剣を再度、首元のループを通すように引き上げる。結び目が崩れないように注意が必要。

引き上げた大剣を下におろしながら、ノットの結び目に通し、形を整えれば完成!
ウィンザーノット|圧倒的なボリューム感のクラシカルな結び方

大きく美しい三角形で威厳のある印象的な首元を演出。20世紀最大のウェルドレッサーとも称されるウィンザー公が考案したとされている。

大剣の上に小剣を重ねる。この時、セミウィンザーノットよりもさらに大剣を長めにとる。

大剣を首元のループに通すように引き上げる。そのままノットを意識して、巻き付けるようにして下におろす。

おろしてきた大剣を、小剣の下を通すように重ねる。その際ノットとなる結び目の位置を定めながら固定。

大剣を再度首元のループに通して巻き付ける。しっかりと下に引っ張るべし。

三角形を作ることを意識し、再度、大剣を首元のループに通すように引き上げる。

引き上げた大剣をおろし、首元の結び目に通してギュッと締めれば完成!
バタフライノット|紳士たるものボウタイの結び方を心得よ

一見、結び方が難しそうなボウタイも、意外と簡単に結べるもの。手結びならではの表情のある結び目がコーディネイトのアクセントに。

剣同士をクロスさせ重ねる。その際に上になった側の剣を長めにとることがポイント。

上の剣をループに下から通す。下の剣は最終形の羽の大きさになる位置で点線の下側を山折、上側を谷折に。

下の剣を中央に、上の剣をまっすぐ重ねる。剣同士が重なった部分が最終形の結び目に。



上に重なった剣を最終形の羽の大きさで山折に折りながら、角を結び目の裏へとまわす。

先ほど折り曲げた角を結び目の裏にのループに通し、その角が最終形の羽の形になる。
(出典/「2nd 2024年5月号 Vol.204」)
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