世界にひとつだけの、エドウインを手に入れよう!

「エドウイン」の定番[EDS]を実際に穿き込んだエイジングジーンズが原宿のコンセプトショップで限定販売。こだわりの製法だからこそ実現する、ヴィンテージさながらのエイジングに古着バイヤーも思わず唸る。

大いなる可能性を感じる迫力のあるエイジング

「スタイル202」店長・山田憲吾さん|20歳でアメカジ古着の西の名門「ピグスティ」へ入社。バイヤーや店長を勤め、2022年に独立。20代ながら10年以上のキャリアを誇り、幅広い年齢層の古着好きを唸らせる確かな審美眼を持つ

国産デニムの先駆けとして知られるエドウインのなかでも、年間3000本を販売する人気シリーズ[EDS]。旧式のシャトル織機でゆっくりと織られたデニム生地と確かな縫製技術を駆使した純日本製のジーンズは、そのエイジングにも定評がある。そんな一点もののエイジングを堪能できるセカンドハンドジーンズを、数量限定で販売することとなった。

改めて、EDSの類まれなポテンシャルを探るべくデニムに一家言ある古着バイヤーの山田憲吾さん(「スタイル202」店長)に実物を見てもらうと、「まさにヴィンテージさながらのド迫力なエイジングですね。これでまだ穿き込んで2年とは……」と、その風格に舌を巻く。

現在のヴィンテージデニム市場といえば、まさに天井知らずの価格高騰を続ける。無闇に大枚をはたくなら、品質・価格ともに優れたEDSを手に入れることは、本質を知る服好きにとって、むしろ賢者の選択とも言えよう。着用と洗濯を重ねることでタテ落ちやヒゲ、ハチノスなどのヴィンテージ特有のエイジングを十分に楽しむことができる。

「やっぱり耳が付いてるかは気になります。それによってサイドのアタリが出ますし、全体の雰囲気も変わる。EDSに耳がしっかり付いているのは嬉しいポイントですね」

山田さんが注目したのはヒゲと耳。「股付近にこういうラインが入っているのはかっこいいですよね。あとは色落ちのことも含めて耳があるかどうかも重要なポイントです」

確かに古着好きの琴線に触れる要素も十二分に持ち合わせているのだ。

愛着を持って自分だけのデニムを育てていくことは素晴らしいこと。その悦びは新品であれば尚更。エドウインのジーンズが数十年後、ヴィンテージとして語られることを大いに期待したい。

店内には価格高騰中のヴィンテージGジャン[ファースト]、[セカンド]、[サード]が並ぶ
エイジングデニムには80年代の毛足の長いアクリルニットを合わせるグランジスタイルが山田さんのおすすめ

創業以来、守り続けてきたエドウインのアイデンティティ

旧式シャトル織機によるメイド・イン・ジャパンとジーンズ本来のディテールにこだわった[EDS]シリーズは、この先ヴィンテージになりうる大いなる可能性を秘めている。

EDWIN[EDS series]

ゆっくりと時間をかけて生地を織り上げる旧式のシャトル織機を使用し、旧きよき時代のジーンズと同じような自然なムラ感と膨らみを表現。1963年に発売したブランド初の国産ジーンズと同じレインボーカラーのセルビッジやヌメ革のレザーパッチ、オフセットセンターループなど、こだわりのディテールも満載。1万8700円

個性豊かなエイジングを活かしたセカンドハンド

2年とは思えない見事なアタリ!

エドウイン初となるエイジングデニムの特性を活かしたセカンドハンドプロジェクトを始動。1、2年ほど着用したジーンズをリペア、洗浄して販売。各2万4200円(エドウイントーキョーハラジュクTEL03-6447-0330)

SLIM TAPERED

Size_W28×L32
Aging_1years

REGULAR TAPERED

Size_W34×L32
Aging_2years and a half

REGULAR STRAIGHT

Size_W32×L32
Aging_1year and a half

REGULAR TAPERED

Size_W33×L32
Aging_1years

【問い合わせ】
エドウイン
TEL0120-008-503
https://edwin.co.jp/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年4月号 Vol.203」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

Pick Up おすすめ記事

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...