奈良の革靴メーカー[ORIENTAL SHOES]がファクトリーショップをオープン

奈良で革靴製造を手掛けるオリエンタルシューズは、2023122()本社・工場の一角に「ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP」をオープンした。

なぜ奈良の地にショップを開いたのか?

オリエンタルシューズは、1947年に奈良県大和郡山市で創業。創業して76年間、製造と卸販売を中心に事業を行ってきた会社が、なぜ自分たちのものづくりをする場所で初めてのショップを開いたのか。

オリエンタルシューズは戦後、松本常雄によって創業された(当初は松本工業所)。もともと草履の製造が盛んであった奈良県大和郡山市は、戦後の復興と高度経済成長によって革靴需要が高まり、革靴製造へのシフトが進んだ。膨らむ需要に応えるため、最新の設備を導入したり、効率よく製造できる技術を取り入れ、安価に大量生産することで社会を支える一役を担ってきた。

最盛期では200人以上の従業員を抱え、製造に勤しんできた。そんな長く卸販売のスタイルが根付いていた会社が、小売りをしていくことは、考え方や業務の落差が大きく、ハードルが高いこと。潮目が変わったのは、自社ブランドのブランディングをしはじめた頃から。

アジアの安価な製品が市場を席巻する中、価格ではかなわなくなった日本製の靴。ブランディングで自社の商品に付加価値をつけることに活路を見出した。ブランディングをしていく中で、消費者とのコミュニケーションが重要になり、ポップアップストアやECサイトでの販売を通して、消費者との接点が増えてきた。

とはいえ、まだまだ取り扱い店舗数が少ない中で決まって直面する課題は、「実際に靴を見て試せる場」だった。そこで小売に対する免疫がついてきた今ならと思い、店舗出店の計画を立てた。都心部への出店も考えましたが、お客様が購入される現場をすぐそばで感じることが、ものづくりへの姿勢を変え、より良い製品へと繋がると考えファクトリーの一角にショップを開くことになったのだ。

お客様に実際に商品を試していただき、安心して購入していただく場所を作りたい。物作りに込めた想いや考えを発信する場所を作りたい。そして「足元から皆様の暮らしに貢献する」というコーポレートミッションをより一層、実現したい。そんな想いでファクトリーショップを運営していくという。

取り扱いラインナップを紹介!

1.ORIENTAL

「革靴を日常に」というビジョンのもと、伝統的な製法の革靴をユニセックスで展開するブランド。素材やクオリティに妥協をしないこと、硬さで履くことが苦痛にならないこと、を靴作りの哲学とし、世代や性別、趣味嗜好にとらわれない革靴の普及を目指す。価格は税込47万円。

https://oriental-shoemaker.com/

2.TOUN

New nostalgic 時代を経ても、どこか懐かしい、でも新しい」をコンセプトに奈良で作ることにこだわったスニーカーブランド。ブランド全体のプロデュースを奈良県東吉野村のデザインオフィスが、プロダクトデザインを奈良県出身のグラフィックデザイナーが、スニーカー製造をオリエンタルシューズが、奈良に関わりの深い三者がそれぞれ専門的な立場から協働して生まれた。4デザインで4カラーをメンズ・レディスで展開、価格は、税込22,000円。

https://toun-nara.jp/

3.MIDFOOT

歩くの革命を起こす新シューズ「MIDFOOT」は、誰もが日常的に使うことのできる、新しいタイプのシューズ。特殊形状のソールが理想的な歩き方をサポートするうえ、リカバリーシューズにもなる。ユーザーの健康的な毎日に貢献できるような靴を目指し、開発した。メンズ・レディスの展開で価格は税込22,000円~。

https://midfoot-advance.jp/

4.OTHER ITEMS

靴下やシューケア用品は自社ブランドに親和性の高いものをセレクト。靴下は地元奈良で製造を手掛ける3つのブランドを展開し、シューケア用品は革靴やスニーカーの特性に合ったアイテムを厳選して取り揃え。今後も靴下やシューケア用品のみならず、足元に因んだ商品を取り揃えていく予定。

5.EAT IN

店内には、ゆったりと寛いでいただけるよう、イートインスペースを併設。コーヒー・紅茶・ジュースなどのお飲み物、焼き菓子・チョコレートなどのお菓子を販売している。「NAKAYAMA COFFEE」と作ったオリエンタルブレンドやオーガニックのスパークリングジュース、フェアトレードのチョコレートなど、こだわったものを少しずつご用意。

ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP 詳細

開業日:2023122()
住所:〒639-1042 奈良県大和郡山市小泉町2475-2
電話:0743-55-1113
営業時間:火~土 10:00~18:00(日・月・祝 定休日)
業態内容:シューズ、服飾雑貨の販売
Webページ:https://www.oriental-shoes.co.jp/factory-shop/

ファクトリーショップでは、自社のオリジナルブランド、「ORIENTAL」「TOUN」「MIDFOOT」をメインに取り扱いし、靴下やシューケア用品など足元にまつわる商品を販売。

【問い合わせ】
オリエンタルシューズ
https://www.oriental-shoes.co.jp

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

Pick Up おすすめ記事

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...