ミックスコーデの達人「ビームスF」ディレクター・西口さん流英国式アイビーは、学生っぽさがカギ

  • 2023.12.13

ブリティッシュとアイビー……。異なるスタイルをミックスする上で大切なのはアイテム選びとそのバランスに尽きる。日本を代表するファッションカンパニー・ビームスを代表するウェルドレッサーである「ビームスF」ディレクター・西口修平さんの考えるブリティッシュアイビースタイルと愛用品からヒントを探ろう。

普段から好む英国アイテムをミックスしたアメリカンスタイルにアイビーの要素をプラス

「ビームスF」ディレクター・西口修平さん|1977年生まれ。日本を代表するファッションカンパニー・ビームスを代表するウェルドレッサーで、ドレスやヴィンテージなどをミックスした唯一無二の着こなしは世界中に多くのファンを持つ。英国には半年に1回のペースで出張

「ブリティッシュアメリカンやアングロアメリカンといった英国アイテムをミックスしたアメリカンスタイルは普段からしている好きなスタイル。そこにアイビーの要素を加えました」という西口さん。

ジャケットは英国的なガンクラブチェックながら段返り3つボタン、パッチポケット、センターベントのアイビー仕様で、シャツとジーンズもアメリカものだ。そこにバブアーやレースアップのスウェード靴といった英国的エッセンスをミックス。さらに金張りのメガネやカラーピンといったドレスの要素が加わり、全体として洗練された雰囲気を放っている。

ウエスタンシャツにカラーピンを刺してネクタイのノットを持ち上げることでドレスアップ

「クラシックスタイルの源流には英国の上流階級のスタイルがあり、アイビーというアメリカ的なスタイルとの親和性は高いです。今日のスタイルも英国的ではありますが、「TAKE IVY」のような大学の校舎がよく似合いそう。年齢的に学生は難しいですが、こんな教師ならいるのではないでしょうか(笑)」

70年代の英国の職人の技術が詰まった金張りのラウンドフレーム。目元でクラシックな雰囲気を漂わせる

ブリティッシュアイビースタイルに欠かせない愛用品

カシミヤを贅沢に使ったラグジュアリーなニット|「ベグ アンド コー」のショールカラーカーディガン

カシミヤをたっぷりと使用したラグジュアリーな雰囲気を醸し出すスコットランド製のカーディガンは、ジャケットの上からアウターとしても着用できるゆったりとしたサイジング。「こんなにも重く、たっぷりとしたカシミヤのニットは他にはないと思います」

武骨さと気品を兼ね備えたコーディネイトの引き締め役|「エドワード グリーン」のペニーローファー

シボがラフな型押しレザー「ロンドングレイン」を使用したスマートながらも重厚感のある1足。「ローファーなのにワイルドな見た目で、重い質感なのが魅力的。ツイードなどの重い生地とも良く合います」

コーディネイトの幅を広げる英国紳士の永久定番|「ラベンハム」のキルティングベスト

ブランドのアイデンティティーとも言えるダイヤモンドキルトが特徴的な定番モデル「ダブリン」。「ジャケットの上でもニットの上でも着られる。アメカジでもクラシックスタイルにも合わせられる稀有なアイテムだと思います」

さりげない輝きが気品と色気をプラス|「バニー」のアクセサリー

西口さんのスタイルを語る上で欠かせないアクセサリーの中でもお気に入りのブランド。アトマイザー(右上)には実際に香水を入れて使用。2年前にオーダーした18金のリング(中央)にはイニシャルが刻印。ブレスレットはスターリングシルバーと18金のコンビ。

抜群の機能性を誇る万能ミリタリーアウター|「グレンフェル」のケープコート

高密度に織り上げることで撥水性のあるグレンフェルコットンを使用。難易度が高そうなアイテムだが、スーツやジャケパンスタイルなど幅広いコーディネイトに合わせられる。フルライナー仕様で防寒性も抜群。

(出典/「2nd 2024年1月号 Vol.201」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部