このコレクション、実に出来がよく、もちろん当時よりも機能性が変わっていたり、ちょっとしたデザイン的スパイスが効いていたりと変更点はあるものの、あくまでルックスは古着好きも認めるクラシック&ハイクオリティ。このバランス感が絶妙で、“ビーン“ファンはもちろん、初心者にも刺さりやすい作品群となっている。そこで気になる6アイテムをピックアップした。
1.Bean’s Windy Ridge Jacket
90年代初頭に生産していた同名モデルをベースに、撥水加工を施して機能性を高めた一着。大きな腰ポケに、短い着丈のすっきりとしたシルエットなど、ややイナたい雰囲気が、いまの気分にぴったり。裏地のビビッドな配色も嬉しい。2万5300円
2.Bean’s Gurkha Pants
デザインのベースは80年代に生産されていたパンツ。古着のようなナチュラルな風合いのナイロンキャンバス地は、軽量かつ撥水性が施され、見た目だけでなく実用品としても魅力的。1万6500円
3.Bean’s Lined Coach Jacket
80年代のシャミークロスジャケットを、表地はポリエステルタフタ生地に、裏地はポリエステルブロードに載せ替えて軽やかな着心地に。着丈短めのゆったりシルエットで汎用性も高い。2万900円
4.Bean’s Fly Fishing Vest
発色の良さで土臭さを払拭するフィッシングベストは、90~00年代初頭に生産されたモデルをもとに、目の立ったリップストップ地と当時よりも大きめのサイズ感で現代的にアレンジ。1万9800円
5.Lightweight Nylon Anorak
4.のベストと同素材を使用したアノラックパーカ。こちらは1984年誕生とより旧いモデルだが、ベスト同様ビビッドな発色でモダンな印象。裾のコードでシルエットを変化させても◎。1万7600円
6.Long Field Coat
こちらは最古参の1924年誕生モデルで、本来ハンティング用として開発されたもの。ロング丈にアレンジし、素材はシワ加工により自然な風合いを備えるナイロンキャンバス地に変更。2万5300円
【問い合わせ】
エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター
TEL0422-79-9131
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年3月号 Vol.192」)
Photo/Shigeki Tsuji Styling/Shogo Yoshimura Text/Shuhei Takano
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