3.「シップス」バイヤー・瀬谷俊法さん|トラッドな着こなしのハズしになるアイテムを物色。
最近はヒマさえあればネットで古着を探しているという瀬谷さん。
「年代や国を問わずに好きだけど、2022年は70年代の香りがするアイテムと、90年代と2000年代のアイテムを中心に掘ってきました。そのあたりの古着をトラッドの着こなしのハズしとして使うことが多かったです」
そのなかでも今年は、ミドルから短丈のアウターが気になっているとか。
「ちょっと武骨な生地のCPOジャケットやクルーザージャケットが欲しいです。ワークスタイルの定番アイテムになると思うけど、自分らしくドレス系の着こなしに差し込んでいきたいです」
- Q 年齢と出身地は?→28歳。茨城県東茨城郡
- Q よく行く古着店は?→下北沢の「シノ クロージング」
- Q 一年で古着に費やすおおよそのお金は?→50万くらい
- Q 古着にハマったのはいつ? きっかけは?→14歳。父の古着を譲り受けて
- Q 無人島に持っていきたい名作古着は?→カーハートのペインターペンツ
1.アディダスのトラックジャケット
ネットで入手した60年代のアディダスのジャージー。
「サイズと色、状態で選びました。どうしてもジャストサイズで着こなしたくて。オーストリア製というのもポイント。最近の自分の軸となる70年代と2000年代のどちらの着こなしにもハマりそうです」
2.アークテリクスのシンソロハット
2010年代にリリースされたナイロン素材のハットは、ずっと探していて春にようやく入手できたアイテム。
「現行モノとは違う旧型シルエットがポイント。他のカラーリングもあれば欲しいくらい」
3.カーハートのペインターパンツ
ブランド設立125周年のアイテムとなる、リアルツリーカモ柄のペインターパンツ。
「リアルツリー柄のパンツは、あまり周りと被らないし、合わせるアイテムも選ばないので重宝しています」
4.「タマニワ」店長・中島瑛太さん|アメリカンカルチャーを身近に感じる優良セレクト。
お洒落な野球好きの部屋をコンセプトにMLBやNBAといったアメリカのスポーツカルチャーに精通したアイテムが並ぶタマニワ。店長の中島さんが2022年のベストバイ古着として挙げたアイテムは、まさにそんな「部屋」の中にあるワードローブ的な逸品が揃う。
「そこにあるだけでアメリカを感じられるものが好きで、気が付くとそういったアイテムばかり集まっていました。スタンダードがゆえに単品使いはもちろん、それぞれ組み合わせて使える親和性の高さも魅力です」
自身のスタイルに軸があるゆえブレずに集まった古着は、安定感抜群。
- Q 年齢と出身地は?→27歳。群馬県高崎市
- Q よく行く古着店は?→吉祥寺の「ITI」
- Q 一年で古着に費やすおおよそのお金は?→約70万円
- Q 古着にハマったのはいつ? きっかけは?→大学生の頃によく遊んでいた友人の影響
- Q 無人島に持っていきたい名作古着は?→エル・エル・ビーンのアノラックパーカ
1.Vintageのベースボールシャツ
1960年代のベースボールシャツがベスト仕様にリメイクされた1着。おそらく当時、新品の状態でリメイクされたと思われ、ジップも1960年代のタロンジップが付く。
「なんといってもこのスタイルにやられました。レイヤードもしやすいですし、配色も最高です」
2.ナイキのダンク
新品からヴィンテージ加工が施されている2003年製のダンクハイプレミアムアウトドア。
「ずっと欲しかったダンクですが、理想的な一足がこれでした。色味やボリューム感が合わせやすいです」
3.アイテックのメガネ
愛用していた眼鏡を紛失してしまい、探していたというベッコウ柄の眼鏡。
「60年代頃のクラシックなウェリントン型ですが、自分の顔との相性が良く気に入っています。USA製ってのもポイント」
(出典/「2nd 2023年3月号 Vol.192」)
Photo/Satoshi Ohmura, Nanako Hidaka, Yuco Nakamura, Yuta Okuyama, Yoshika Amino Text/Okamoto 546, Shuhei Sato, Masatsugu Kuwabara, Shuhei Takano
- 1
- 2
関連する記事
-
- 2024.11.08
古着好き必見! ネクストヴィンテージの教科書。Tシャツの章