自由なスタイリングを実現する、4型のカルーゾ。

  • 2023.02.11

1958年、テーラーのラファエッレ・カルーゾが始めたアトリエを祖とする「カルーゾ」。イタリアはエミリアロマーニャのソラーニャという小さな町にあるこのブランドは、確かな仕事とフレキシビリティのあるものづくりへの姿勢が融合した稀有な存在である。隣町がオペラで有名な作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの出身地という縁でモデル名にオペラの演目を冠しているカルーゾのアイテム。その特徴を知れば、自分のスタイルにふさわしい一着と出会えるだろう。

1.aida(アイーダ)

カルーゾの中核ともいえる人気モデル [アイーダ]。控えめで誇張のない上品なシルエットは着る人の個性を引き立ててくれるだろう。肩まわりの柔らかな丸みやラペルのロールなどから、丁寧な仕事ぶりがうかがえる。

2Norma(ノルマ)

比較的しっかりとしたショルダーパッドの入る[ノルマ]。構築的なシルエットでありながら、着疲れしない計算された着心地も魅力のひとつだ。写真のこのタイプは千駄ヶ谷の「ブランデット」での受注販売会にて購入が可能。45カ月後にお手元に届く予定。

3.Boheme(ボエーム)

ジャコモ・プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』からモデル名を採ったこちらは、ラペルの絶妙なアールが特徴。この柔らかな雰囲気はカルーゾならではと言えよう。コンテンポラリーな印象で着こなしの自由度も高い。

4.butterfly(バタフライ)

芯地を用いないアンコンストラクテッドモデルが[バタフライ]。アンコンモデルにもかかわらずしっかりとしたフォルムを形成するのは卓越した仕立て技術のなせる技だ。軽快な着感でついつい袖を通したくなる。

(出典/「2nd 20231月号 Vol.190」)

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