アメトラ全盛期を背景に時代に沿ったスタイルを提案。
ビームス プラスの根底にあるのは1940年代から60年代の往年のアメリカ。いわゆる戦後からの復興を遂げ、様々な文化が花開いた時代だ。お馴染みのオールデンやバリーブリッケンといったブランドはオープン当時からの古株で、インディビジュアライズドシャツは半年に一度トランクショーを開催する。
ただ、同店が時代を問わず多くの大人たちから重宝される所以は、時々のトレンドを交えた我流のアレンジによるところが大きい。それは23年が経った今も健在で、今シーズンでは英国ムーン社のトラッドな生地をパッチワークで仕上げたエンジニアジャケットがそのいい例。温故知新を地でいく不朽のトラッドショップだ。
BEAMS PLUS YURAKUCHOが提案するトラッドスタイル。
シエラデザインズ×ビームス プラスのダウンベスト
’70年代のシエラデザインズのダウンベストをベースに製作。当時よく見られた、パキッとした鮮やかな色味を表現し、レイヤードしやすいようにダウンの量や丈感を細かく調節している。3万800円
ビームス プラスのブレザー
背裏なし、袖裏なしのコンフォートブレザー。そんな軽やかな一着をベースに、スコットランドの由緒正しき一族に由来するマッケンジータータンチェックで絶妙な塩梅に仕上げた。3万5200円
アイクベーハーのシャツ
アイクベーハーとの共同開発により生み出した新フィット。小振りな襟やボタン間隔を狭くした前立てなど、「ビームス プラス」が考える現代的な“アメトラ”シャツを体現。2万2000円
ビームス プラスのタイ
1960年代にアメリカで流行していたタイを参考に作った、ビームス プラスの新定番となる一本。大剣7cm幅のナロータイで、結んだ際の小振りなノットが粋な胸元を演出してくれる。9900円
バリーブリッケンのチノパンツ
お馴染みとなった別注作。今回はサイドアジャスターに2プリーツのドレス仕立てで、英国の老舗メーカー、ブリスベン・モス社が製作するチノ生地を採用した。3万6300円
ランコート×ビームス プラスのローファー
サドルの両脇にあしらったビーフロールや短めのバンプなど、昔ながらのローファーをイメージしてランコートへオーダー。さらにアウトソールをよりトラ ッドな革底に変更。6万1600円
【DATA】
東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
TEL03-5220-3151
営業/11:00~20:00
休み/不定休
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2022年12月号 Vol.189」)
Photo/Katsunori Suzuki, Shunichiro Kai, Satoshi Ohmura, Yoshika Amino Text/Ryo Kikuchi, Tamaki Itakura, Shuhei Takano
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