オールデンの気になる別注作。これは欲しくなる!

1884年にマサチューセッツ州ミドルボロウにて創立されたオールデンは、多くの名品を展開する一方で、多くのブランドやセレクトショップからの別注も受けている。オールデンは、完成されたデザインが数多くあり、それらをベースに素材やラスト、アウトソールなどをオーダーすることが可能で、そのバリエーションは数え切れない。そのため各ブランドやセレクトショップの個性が出て、痒いところに手の届いた魅力的な別注が揃っている。どれもオールデン愛に溢れており、こんな仕様が欲しかったと膝を打つようなモデルが目白押しである。

1.MARGARET HOWELL(マーガレット・ハウエル)

知る人ぞ知る6アイレットのチャッカブーツに、コードバン、モディファイドラストとフリークにはたまらない別注内容となった注目作。柔らかなフレックスコンストラクションソールなので、歩きやすいにも嬉しい。182600(マーガレットハウエル神南店 TEL03-5459-3723)

2.ARCH TOKYO(アーチ東京)

アーチ東京が2018年にオープンしたのに合わせて入社し、現在ではアーチ全店のマネージャーを務める原祐輔さん。彼がオールデン別注のキーマンだ。

「〝王道のモデルをベースに直球勝負で!〟という方向性とは違う別注を目指しました。ネタとして、7年ほど前にプライベートで欧州を周った際にパリのアナトミカで購入したオールデンがあったんです。それが、ブラウンのクロムエクセルレザーを使ったハンドソーンモンク。ジャケパンのように少し落ち着いたスタイルにも合わせられるようにブラックのクロムエクセルレザーで別注しました。

それに伴って、ブラスカラーだったモンクストラップのバックルはニッケルに。もちろん、今日の自分が合わせているようなベイカーなどの軍パンに合わせてもいい。年内にオープン予定のアーチ東京2号店で販売を画策中です」 129800(アーチ東京 TEL03-5825-4649)

モカ部分はレンジャーモック仕様。ハンドソーンにより、精緻にして武骨というドキドキの表情を醸し出している
レンジャーモックにシングルモンクが今作の特長。ストラップ裏にゴムが配され、バックル操作なしで楽に着脱可
元のモデルの仕様を踏襲して、靴内部のフロントパートはアンライニングに。柔らかい履き心地をもたらしている

3.BAYBROOK(ベイブルック)

インポートからドメスティックまで、ジャンルに捉われず幅広いブランドを取り扱うセレクトショップ。誕生の地である熊本を中心に、福岡や長崎など九州で約30もの店舗を展開している。オールデンやパラブーツ、エンツォボナフェ など、革靴も豊富に取り揃える。

エレガントなドレスカーフに、重厚感のある型押しのアルパイングレインのコンビでオーダーしたサドルオックス。あえて同系色にした通な配色に、ファンの多いモディファイドラストで仕上げたのがたまらない。 116600(ベイブルック)

お馴染みのヴァンラストを使ったモデルに、きめ細やかなブラックカーフスウェードでオーダー。ブラックのスムースレザーだと、どうしてもお決まりのイメージなってしまうが、スウェードなので個性的。117700(ベイブルック)

代表的なモデルのタッセルモカシンに、上質なカーフに型押しを施したアルパイングレインを使用。細身なフォルムのアバディーンラストを用いているので、型押しの重厚感がありながらもスマートな印象に。116600(ベイブルックTEL096-322-8553)

4CRISPIN(クリスピン)

1952年に富山で創業した老舗靴店。長きにわたり富山の地で愛されてきた地域密着型の店舗なだけあって、今回の別注作もすべてラバーソール仕様と、実用性や履きやすさを最重視したつくりに。ほかのセレクト店やブランドにはない着眼点がユニークでおもしろい。

オンオフ問わず使えるデザインであるVチップは、レザーソールが多いが、使い勝手のよいドレスラバーソールでオーダー。エレガントなブラウンのカーフの雰囲気を損なわず、スマートなアウトソールなのだ。 116600(クリスピン)

コードバンを用いた名作プレーントゥである9901を上品なカーフで別注。さらにレザーソールではなく、ドレスラバーソールに変更することで、より汎用性を高めている。天候を気にせず、気兼ねなく使える。 116600(クリスピン)

定番のVチップシューズをスウェードでオーダーした別注。グリップ力のあるドレスラバーソール、アイレットをあえて使わない仕様など、ドレッシーな要素を高めているのもポイント。オンオフ問わず使える。 116600(クリスピンTEL076-421-3651)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「2nd 202211月号 Vol.188」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...