年齢を重ねいっそう感じる、フランスの名門の底力。
20代前半のヨーロッパ旅行で手に入れたのがジェイエムウエストンのサイドゴアブーツ。ただ、買ったはいいものの妙に大人っぽく見えて頻繁に履きませんでした。ただ、40歳手前の今は、キレイなスラックスに、色褪せたデニムにと、登板回数は飛躍的に向上。それもこれも、歳と共に合わせ方の幅や視野が広がったからかもしれません。
やはりいい靴を履くと、見た目だけでなく立ち居振る舞いも変わってくる。しかも、トゥの形やコバの出方によって多彩な表情も見せてくれるから面白いですよね。今では王道から個性派まで様々堪能しています。
【周りとカブらない一足】グイディ&ロゼリーニ
グイディは有名ですけどグイディ&ロゼリーニ” のラインはあまり見かけません。イタリア靴ですけど、それっぽく見えないポテッとした姿が印象的で雨や雪も苦にしません。
【天候を気にせず履ける一足】パドモア&バーンズ
15年前に古着屋で見つけて買ったアイルランドのシューズファクトリーブランドの靴。本隊のパドモアと違い、クレープソールにヒョウ柄のアバンギャルドな佇まいがいいですね。
【掘り出し物の一足】オールデン
10年ほど前にサドル型の靴にはまっていて友人にアメリカで買ってきてもらいました。オールデンでもサドル型をはいている人は少ないはず。ナンバー8のコードバンがミソです。
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断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?
(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)
Photo/Norihito Suzuki, Akane Matsumoto,T akahiro Katayama,Keiichi Ito
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