“日本への敬意”が込められた、30年目のスペシャルな“野菜市”。
1990年、アメリカ北東部のニューイングランド州で設立された「Cape HEIGHTS」は「海岸」を意味する’Cape’と、「山」を意味する’Height’からなり、海、山、自然を愛する多くの人々に愛されてきたブランドだ。
かつてアメリカの錚々たるアウトドアブランドのもの作りを手掛けた実績を持ち、ダウンジャケット、フリースジャケット、マウンテンパーカーなどの、タウンユースで最大限活用できるバラエティに富んだアイテムを展開している。日本でも幅広い世代、様々なライフスタイルで受け入れられている。
今回、30周年を迎えるにあたり、日本人の持つ自然観、自然を破壊しつくさず資源を有効利用する共生の考え方に敬意を表し、国内の農業生産者、青果店など複数の方々に集まってもらい、企画されたのが“Cape HEIGHTS presents 冬の野菜市”だ。
野菜市をオーガナイズするのは、「Cape HEIGHTS」のモデルを務めたことのある岡田章吾(SHOGO)さん。モデルとして活躍しながら神奈川県で農園を借り、農業や自然の素晴らしさを発信しており、今回の野菜市では、彼の呼びかけにより、三重や千葉、埼玉など様々な地域から様々な野菜が並ぶ予定だ。また野菜の販売のほか、自身で野菜を育てられるキットの販売やワークショップも開催予定となっている。
今回のイベント開催のいきさつを、モデルのShogoさんにお聞きしました!
モデル業の傍ら、趣味や家族との時間を満喫しているShogoさんが、最近もっともハマっているのは“農業”だという。
「きっかけは8年ほど続けている東北ボランティアです。その中で芝を移植するという作業があり、自然と土に触れる機会が多かったのですが、だんだんと東京に戻っても“土を触りたい”と思うようになって。自然に囲まれて育ったので、自分の中にそういう土台があったのかもしれません。それで3年ほど前に、ここ(神奈川県荏田町にある体験農園)で実際に農業を始めてみたら、すっかりハマって(笑)。いまでは欠かせないライフワークです」
本年、そんな彼をECサイトのモデルに起用したのが、1990年にアメリカ・ニューイングランド州で設立された、ケープハイツだった。設立30周年を迎え、“何らかの形で社会に貢献できないか”と、ちょうど企画を練っている時に出逢ったのがShogoさんだったのだそう。ケープハイツが深く共感したという、農業に対する想いをShogoさんに聞いた。
「キャンプや登山も好きなんですが、農業ならもっと深く自然を理解できる気がするんです。土の状態とか、どんな虫が生息しているかって普段気にしないじゃないですか。“小さな自然”を理解する農業を通して、もっと“大きな
自然”を理解できていく感覚が楽しいんです。
でも、荏田の畑も、開発が進んでコンクリートで埋め立てられてしまうかもしれない。それは悲しいので、もっとたくさんの人が気軽に農業を楽しむようになってくれればいいな、そう思っていた時にケープハイツさんが声をかけてくださって、12月に一緒にイベントをやらせてもらえることになったんです。
たとえばそのイベント会場でケープハイツの服を着ている僕らを見て、『こんなお洒落な恰好でやる農業なら、ちょっとやってみたいな』とか、若い人が農業の世界に興味を持つきっかけになってくれればいいなと思います。」
当日は無料で誰でも入場することが可能なので、友人や家族と一緒に、もちろんひとりで遊びに行ってみてはいかがだろうか? “Cape HEIGHTS presents 冬の野菜市”を通して、改めて自然の素晴らしさを考える機会となるに違いない。もちろん、選りすぐりのうまい味覚もぜひ堪能してもらいたい。
【イベント概要】
“ Cape HEIGHTS presents 冬の野菜市“
日程/2020年12月5日(土)・6(日)
時間/10:00~16:00 ※当日分無くなり次第終了
入場料/無料
会場/表参道コミューン (〒107-0062 東京都港区南青山3-13)
※詳しくは、インスタグラムにて@capeheights.jp
【問い合わせ】
グリニッジ ショールーム
☎03-5774-1662
(出典/「2nd(セカンド) 2021年1月号 Vol.166」)
Photo/Norihito Suzuki Text/Shuhei Takano Model/Shogo(VELBED.) 問い合わせ/グリニッジ ショールーム☎ 03-5774-1662
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