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「ジョセフ チーニー」とは?
ジョセフ チーニーは英国靴の生産地として名高いノーザンプトンの郊外、デスバラーで1886年にジョセフ・チーニーによって設立され、1896年に現在の場所に工場を移転して以来、レザーのカッティングからファイナルポリッシュまで、すべての工程を一貫して同じ工場で行ってきた。
1996年にはファクトリーの100周年を記念して、設立年が冠されたラスト1886を発表。同ラストは数多くのブランドの別注モデルにも採用され、ジョセフ チーニーを代表する木型としてマーケットに認知されることになった。
2015年には、ラスト1886をフィーチャーした1886コレクションが誕生。2016年春には、甲革に英国産コードバンを使ったブリティッシュコードバンコレクションも始動。さらに2016年が設立130周年となることを記念して、特別なモデルが生まれている。新開発のラスト130を使って、特別なコレクションをデビューさせたことは記憶に新しい。
【1】HEYFORD(ヘイフォード)
コンテンポラリーな英国靴を標榜する“1886コレクション” 。モカバーニッシュカラーにカーフのウイングチップが風格を増し、ダイナイトソールとともに頼れる空気感が充満。
【2】ALFRED(アルフレッド)
カーフ素材の内羽根式ストレートチップは、職業を問わずマストハブな1足。2011年に125周年を迎えたチーニーが新たに開発したラスト125は、ヒール部分が小ぶりで日本人にも合いやすい。
【3】HUDSON(ハドソン)
ベーシックなコインローファー。ローファー専用のラスト5203を使っている。サドル部分にスマートな表情を取り入れながらも、丸みのあるトゥで英国らしいクラシック感を残した定番品だ。
【4】CROW FIELD(クロウフィールド)
2016年春夏に登場した“ブリティッシュコードバンコレクション” のアイテム。英国のタンナリー、クレイトン社で生産されたコードバンを使用。希少な素材による、格上のチャッカが誕生した。
【5】AVON C(エイボン C)
大粒のシボが特徴のグレインレザーに、高いグリップ力を誇るコマンドソールをセット。大きなメダリオンも効いて、英国紳士のカントリースタイルを彷彿とさせるウイングチップモデルが完成した。
【6】ASTWELL(アストウェル)
“1886コレクション” のなかでドレス寄りなポジショニングにあるモデル。端正な印象のストレートチップにメダリオンが入り、洒脱な雰囲気も漂わせている。ライニングからアウトソールまでオールブラックでまとまっていて、スマートな仕上がりだ。
【7】STANFORD(スタンフォード)
希少なコードバンのなかでも、さらに希少性の高い英国製を使用した、コレクション全4型のなかの1型。キャップトゥとパンチングで魅せるアッパーに、エイジングの楽しみが加わった。
【8】YELVERTOFT(イェルバートフト)
米国ブランドによく見られるロングウイングチップデザインを採用したこちらは、シボ革とダイナイトソールが相まった仕様で、“1886コレクション” のなかではカジュアルな位置付け。
【9】ALDERTON(アルダートン)
こちらも“1886コレクション” に属するモデル。アッパーには優美な光沢感が特徴のウェインハイマー社
のボックスカーフを使用し、アウトソールまで黒く染めたダブルレザーソールをあしらう。
【10】ケンゴン Ⅱ R
ウェルトとアッパーレザーの隙間をなくして雨の侵入を防ぐヴェルトショーン仕様。ジョセフ チーニーは英国軍に靴を供給していたこともあり、こちらのモデルに使われるラスト4436はミリタリーラストとも呼ばれている。
【11】130TH ANIVERSARY COLLECTION|WELLAND(ウェランド)
2016年秋、ジョセフ チーニーが創業から130周年を迎えたことを記念して発表された特別なコレクション。ヒールソックとアウトソールに130周年記念ロゴが刻印されるなど、スペシャルな仕様が盛り込まれている。“130TH アニバーサリーコレクション” は、新たに開発されたラスト130を採用する。その5年前の125周年の際に発表された125ラストをモディファイしていて、美しい曲線を描くラウンドトゥが見所だ。
【12】130TH ANIVERSARY COLLECTION|RUSHTON(ラッシュトン)
ライニングとアウトソールのカラーは、通常ラインでは見られないブリティッシュグリーンに。モカバーニッシュカラーのカーフと響き合って、シックにしてスタイリッシュな印象になっている。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
ブリティッシュメイド 青山店
☎03-5466-3445
http://cheaney.jp/
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