編集部・不気味くんです。突然ではありますが、ワタクシ古着が好きで、よく古着屋へ足を運びます。ワードローブの9割が古着なのですが、最近、人に言われて気づいたこと。ボクが好きなのは、“特殊古着”ってこと。
自分でも薄々、感じてはいましたが、確かに、ヴィンテージ的観点でいう「えもいえぬインディゴカラー」や「鬼ヒゲ」とかに惹かれた経験が、正直ない……。逆に、店前でセール品になっているような、謎デザイン、謎仕様、謎サイジング、などなど。見たことない!とか、こんなのあったんだ!みたいな、珍デザインに惹かれるワケです。
というわけで、勝手に“特殊古着ブロガー”として、(コレ自体、ブログではないですが……)いままで、見向きもされなかったユーズドクロージングの“ANOTHER SIDE”に今後、迫ってみたいと思ってます。
さて第1回目のお題は・・・
前置きが長くなりましたが、第1回目は「ジャーマントレーナー」でどうでしょう。いきなり超が付くほどの有名アイテムですが、今回、紹介するのはコッチなんです。
1970~1980年代頃に製造された、西ドイツ軍のトレーニングシューズ。当時は、プ〇マやアディ〇スが生産を担っていたことでも有名で、随所にそれらのスニーカーと酷似する点も。2000年代には、某有名コレクションブランドがデザインソースとして引用したことで急激に認知度も上がったそうです。
一般的にホワイトレザーのアッパーに、ガムソールのものが有名ですが、あれがインドア用。対して、こっちは「アウトドア用」。というスミワケみたいです。人気・知名度ともに圧倒的に前者へ軍配が上がりますが、ボクは断然コッチ派。
ソールがごつごつしてます。ミッドソールが青い、横っ面もイカしてます。
より、ギュッと縛れるように? D管シューレースも好物です。
結構、ボク的にパーフェクトなスニーカーで、気づけば週3,4くらいで履いてしまうのですが、ただ1つ、難点がありまして。これ、いつか必ず、加水分解するんです。どうしようもない、ヴィンテージスニーカーの宿命ですが、業界関係者から多数証言アリなので、間違いないかと。
某古着店さんでも、ある買い付けで100足以上まとまって出てきたらしいのですが、曲げたり伸ばしたり、入念なソールチェックの結果、お店に出せたのは、僅か2足だったという話……。
最近のミリタリースニーカー熱で完成度の高いリプロダクションも目にしますが、やっぱりこのモデルの復刻はなくって、現状ユーズドで探すほかありません。
最近手に入れた2足目も、定期的に履いて延命処置を続けるばかりです。
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