書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

読者の手書き手紙を大事に保存したい【ヘリテージ社ソリューション本部 鈴木悠希】

ThunderVoltを運営するヘリテージ社は出版社なので、部署によっては今でも読者の方からの手書きのお手紙をいただくことがある。特に、高級な万年筆や手帳などを扱う『趣味の文具箱』は、数多くの手書きのお手紙をいただくそうだ。ただ、リモートで働く人も多い中、手書きのお手紙をスタッフ内で共有・閲覧したりするのが難しいというのが悩みのタネだという。そこで、そうしたお手紙を管理したりするヘリテージ社のソリューション本部マーケティングユニットの鈴木悠希さんに、PFUのスキャナー、ScanSnap iX1600を使ってもらった。

『趣味の文具箱』という雑誌や、以前やっていたボトルレターのサービスには、愛情こもった手書きのお手紙がたくさん届いた。これをデータ化して、リモートワークするスタッフにも共有したり、データとして大切に保管したりしたいのだと鈴木さんは言う。

ドキュメントスキャナーの絶対王者PFU ScanSnap iX1600

デジタルガジェットを扱うThunderVolt編集部にいる筆者にとっては、もう10数年も前からScanSnapがあるのが当たり前の生活になってしまっているが、紙の雑誌の会社だと、いろんな部分で紙を使う。また、事務作業でも当然のことながら紙をたくさん使う。しかし、そういう環境だからこそ、ScanSnapが役に立つのだ。

ここで、あらためてPFUのScanSnap iX1600について御紹介しておくと、PFUはドキュメントスキャナーで世界最大のシェアを持っており、その中でもScanSnapはコンシュマー向けの商品ラインとして、Windows、Mac、iPhoneやAndroidなどのスマホや、さまざまなクラウドサービスと連携する機能を持っている。

たとえば、名刺をスキャンすると自動的に名刺管理サービスに取り込んだり、レシートをスキャンすると経費精算サービスに連携する……ということが可能。ドキュメント管理に関しては驚くほど便利なデバイスなのだ。

iX1600は最新のフラッグシップモデルで、4.3インチのタッチパネルと毎分40枚の高速スキャン機能を持ち、Wi-Fiに接続できて快適なスキャン環境を実現する。価格は5万6100円(税込)だが、オフィスはもちろん、一家に一台必要なデバイスだ。

PFU ScanSnap iX1600
https://www.pfu.ricoh.com/scansnap/products/ix1600/

驚くほど簡単なセットアップ

というわけで、さっそく鈴木さんにセットアップをお願いした。

箱から出して、設置。Wi-Fiに接続できるので、電源ケーブルにさえ繋げばいい。書類を貯めずにスキャンできた方がいいので、なるべく手の届きやすい場所に設置するのがポイント。

箱を開けると、とても簡単なインストラクションが付いてくる。電源を繋いで、パソコンやスマホにソフトウエアをダウンロードすれば、あとはそのアプリの指示に従えばOK。最初に有線で接続すれば、Wi-Fiの設定もパソコン側からScanSnapにコピーされるなど、非常に簡単に初期設定が行えるようになっている。

機種を選んで、アプリをインストールすれば、あとはだいたい画面の指示に従うだけ。ひと昔前のスキャナーやプリンターで設定の難しさに苦しんだ人も、驚くほどの簡単さ。

実際、鈴木さんも「オフィスの引っ越しのたびに、スキャナー・プリンターの設定に悩んだものですが、簡単で驚きました。これなら誰でも分かるのでは? Wi-Fiのパスワードも入れなくても、自動的にパソコンからコピーしてくれるのに驚きました」とのこと。

基本は、スキャンボタンを押すだけ

あとは、スキャンボタンを押せば、スキャンできる。

もちろん、読者の方のお手紙だけでなく、オフィスにあるドキュメントを何でもデータ化できる。

ところで、このタッチパネルに表示されるスキャンボタンがiX1600の最大の特徴でもある。上の丸いボタンに、さまざまなプロファイルをパソコン側から設定できるのだ。

プロファイルを設定できるのが便利!

たとえば、解像度、カラーかモノクロかをはじめ、保存場所なども設定できる。スキャンするとパソコンやクラウドサービスの特定のフォルダに保存するようにもできるし、特定のサービスに転送することもできる。また、スキャンしたら、そのままメールに添付して送るようにすることさえできるのだ。

鈴木さんにも、早速、読者の方のお手紙を保存するフォルダを作って、高解像度カラーの保存データが、ワンタッチでそのフォルダに保存されるように設定してもらった。

大事な紙のお手紙だからこそ、スキャンしてデータを保存して、原本は保管庫に保存することもできる。逆に思い入れのないビジネスドキュメントならスキャンした後は捨ててしまったりもできる。『まずは、スキャン!』を習慣化すれば、あとは自由にできるのだ。

『まずは、スキャン!』を習慣化しよう!

使ってみた鈴木さんは、「スキャン専用の機器を使用するのは初めてでしたが、紙を読み込む速度にびっくりしました(毎分40枚です!)。『そんなに速いスピードで読み込んで大丈夫?』という勢いなので、最初に使った時は驚きました。でも、紙がシワになったり角が傷ついたりもせず、筆で書かれたテイストの文字の絶妙な濃淡まで、そのまま読み込まれていて感動しました」と言う。

そう、PFUのスキャナーは、選挙の投票用紙や、中国の国勢調査の書類を読むのにも使われており、弱い紙や、シワの入った紙でも詰まることなく紙送りしてくれる。また強引に取り込んで紙を傷めたりすることもない。特にiX1600は重送されたりすることもない。また、ハードウエア的にも非常に頑強で、iX1600も、その前のiX1500も、iX500も発売時から使っているが、いずれも一度も壊れたことがないし、身近でも壊れたという話はほとんど聞かない。

鈴木さんも、「私はIT系の会社から、ヘリテージに入ったので、とにかくオフィスに紙が多いことに驚きました。紙ならではの文化を大事にしつつも、資料の保管や、日々の請求書や契約書等の書面など、必ずしも紙である必要がないものはデータ化して保存をする、という、良い意味での紙からの脱却はぜひ推進していきたいと思っています。スキャンがこれだけ楽にできれば、一歩を踏み出しやすいのではと思います」と語ってくれた。

『まずは、スキャン!』を習慣化し、その上で要らないものは捨てる。大切なものはしっかり保管する……を習慣化すれば、紙の多いオフィスもすっきりと片づくはずだ。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

Pick Up おすすめ記事

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...