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ZoomのAIコンパニオンが、想像以上に便利そうだった

  • 2025.01.31

Zoomの『新東京オフィス』お披露目会の時に、説明を見せてもらったZoom WorkplaceのAIコンパニオンが、想像以上に便利そうだったのでご紹介しよう。

ZoomのZVC JAPANが、『新東京オフィス』という矛盾した存在をお披露目

ZoomのZVC JAPANが、『新東京オフィス』という矛盾した存在をお披露目

2025年01月31日

「便利らしいが、よく知らない」という人が多いのでは?

パンデミックの時に大躍進を遂げたZoomだが、そこにとどまることはなく、現在も進化を続けている。

(私も含めて)多くの人はZoomをビデオ会議ツールとして活用していると思うのだが、Zoomは現在Zoom Workplaceとして、チームチャット、電話、ホワイトボード、カレンダー、メール、ドキュメントなどの機能を含む、AI搭載型のコラボレーションプラットフォームに進化している。

が、この手のツールは、会社やチームが導入してくれないと、試してみる機会がないので、どういうツールなのか、まったく知らないままになってしまう。今回、ご説明いただいたのだが、かなり便利に感じた。

出そこなった会議の内容をまとめて教えてくれる

筆者の周囲の環境でいえば、ビデオ会議はZoom、カレンダーなどはGoogleカレンダー、ビジネスチャットはSlack……などと、分れているケースが多い。Zoom Workplaceはそれらを統合し、さらにAIコンパニオンで扱いやすくしている感じだ。

たとえば、「今日、どんなミーティングがあったっけ?」みたいなこともAIコンパニオンに聞けばOK。秘書がいるような感じだ。

まぁ、これだけなら、スケジューラを見ればいいという話なのだが、さらにこういうケースはどうだろう?

スケジュールが多すぎて、すでにあるミーティングに、後から入ったミーティングが重なってしまっている。

当然、そうなると、重要度や、プロジェクトへの関与度合などによって、出席するミーティングを選ばざるを得ないのだが、時には先に始まっていたミーティングが抜けられない状態になって、次のミーティングに遅刻してしまうこともある。

「遅れてゴメン! で、話はどこまで進んだ?」

と、後からやってきて割り込めるような関係性ならいいが、深刻な話題で、自分は関与度は低いけど聞いてなきゃいけない話題、でも気軽に会議に割り込めるような関係性じゃない時には困る。

そんな時は、会議に遅れて入りつつ、AIコンパニオンに、ここまでの会議の経緯を聞けばいいのだ。

ちなみに、録音されていない会議でも、AIコンパニオンは要約できる。

録音はされておらず、AIコンパニオンが動作している状態というのは、「正確な言質は取られていないが、内容は共有されている状態」という感じだ。それもイヤだったら、AIコンパニオンの動作を止めておくこともできる。

スケジュールが合う時間が簡単に見つかる

誰かとミーティングを設定しようとする時、多くの人のGoogleカレンダーを表示して、すき間を探すようなことがあると思う。AIコンパニオンがいるZoom Workplaceならそんな手間はいらない。参加者のお互い空いている時間を選択肢として表示してくれるのだ。

会議が終わったあともAIコンパニオンは役に立つ。

有意義なミーティングだったのに、進んだ内容がまとめられておらず、ネクストステップを明示して共有していなかったために、次回までに全員がキッチリ作業を進めておらず、プロジェクトが前進していない……というようなことはないだろうか?

AIコンパニオンがいるZoom Workplaceなら、手をわずらわせることなく議事録が取りまとめられ、それぞれのネクストステップが明示される。もちろん、それぞれが確認して共有しなければ意味はないが、上手く使えば、プロジェクトをしっかり前進する力になるだろう。しかも、そこに余計な手間は必要ないのだ(若い頃、議事録を取ってまとめているのに、その議事録を肝心の意思決定者たちが活用しておらず、プロジェクトが前進していない……というのを目の当たりにした人は少なくないだろう)。

外国語も一発翻訳。これも便利そう

最後にもうひとつ。やりとりの中に英語が入っても心配ないというのもうれしい。

筆者はさすがに、社内のやりとりでチャットに英語が入ってくることはないが、外資系の会社だとあるあるなのではないだろうか。

もちろん、そういうところにいる人は、難なく英語が読めるのかもしれないが、大量の文章を母国語以外で読むのはそれなりに大変なはず。Zoom Workplaceなら要約して、さらに日本語に変換するというようなことも、アプリをまたがずにできる。日常の業務になると、こういう手順の少なさが助かるはずだ。

最初に言った通り、会社やチームが導入してくれないとどうしようもないということは多いと思うが、この環境を見て「ちょっと羨ましいな……」と思う人は少なくないのではないだろうか?

(村上タクタ)

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