標準で用意されるバンドは3種類
Apple Watch Ultraには標準で、登山用の『アルパインループ』、アスリート用の『トレイルループ』、ダイビング用の『オーシャンバンド』の3種類が用意される。いずれもそれぞれタフな環境での使用を想定したものだが、実用重視でお洒落ではない。ちなみにUltra用に発売された3種類のバンドは単体で買うといずれも1万4800円。
Apple Watch Ultraのケースサイズは49mmという表記だが、従来のオーソドックスなApple Watchの44mm、45mmサイズとバンドは共通となっている。というわけで、筆者がこれまで買ってきたベルトも試せるというわけだ。
ちなみに、こちらがアルパインループ。チタン製のフックで位置決めできるので、しっかり止まるし、締まり過ぎない感じも快適だ。
オーシャンバンドはいちばん作りがしっかりしている。金具類はこちらもチタン製。ウェットスーツの上から装着するための『エクステンション』も販売されている。
『トレイルループ』は、軽くてしっかり固定できるスポーツ向きのバンド。見た目は少々チープだが、扱いやすいし、装着感もいい。
標準のバンドでも、組み合わせる服装次第ではカッコよく見える。たとえば、オーシャンバンドを革ジャンと合わせて、ナイトモードの文字盤にするとこんな感じ。
普通のApple Watch用バンドを組み合わせてみた
ここからは、家にあったUltra専用でないバンドを装着してみた。
まずは、非常にオーソドックスな、スポーツバンド(6800円)。文字盤の色を合わせたりすると、それでも十分にカッコいい。
これまた、オーソドックスなスポーツループ(6800円)。ナイロン製で、面ファスナーで装着するのでサイズ調整がフレキシブル。
これはもう売ってないようなのだが、ナイロンのプライドエディション。ちょっと安っぽ過ぎるか……。
今のお気に入り、ブレイデッドソロループのプライドエディション(1万4800円)。約1万6000本のポリエステルフィラメント糸を極細のシリコーン糸に織り込み、サイズごとにレーザーでカットして作られている。伸び縮みするし、通気性もあるし快適だ。
同じくブレイデッドソロループだが、こちらはBlack Unityというキャンペーンもの。黒の中に、赤と緑のパンアフリカンフラッグの色が折り込まれている。
こちらもお気に入りだった、Nike Editionのバンド。現在この色は売ってないが、同じ形状のものは6800円で販売されている。
一番最初の初代Apple Watch(2015年)の時に買ったミラネーゼループも試してみた。こちらは現在シルバーミラネーゼループとして1万4800円で販売されている。これはApple Watch Ultraに比較的似合うように思う。しかし、ちょっとつや消しでブラウン味の入ったUltraのケースと、キラキラしたステンレスのチェーンは万全のフィットというわけではない。
Ultraの都会での利用にはレザーリンクがカッコいい
気になっていたのは磁石でピタリとくっつくアンバーレザーリンクだ。マットなApple Watch Ultraにレザーのリンクは似合うのではないだろうか?
筆者のApple Watch UltraのイメージはメルセデスのGクラスのようにワイルドでありながら、都会のビジネスマンにも似合うイメージなので、これはぜひ試してみたい……と思って、アンバーレザーリンク(1万4800円)を買ってみた。
試してみると、これが私の抱いていた『都会で使うApple Watch Ultra』のイメージにピッタリだ。
ピッタリと言えば、初めて買ったのだがマグネットでピタリと着くレザーリンクも気持ちいい。これは良い買い物だった。
実は妻にもちょっと前に41mmのApple Watch Series 7と、レザーリンクを買ってあった(色は当時のものなので、明るい別のバリエーション)ので、ふたりでペアウォッチのように使ってみた。ゴツイイメージのApple Watch Ultraが、こうやって揃えて使うとワイルドさが際立って、これはこれでいい。
ここでは、純正のものを紹介したが、他にも社外品がいろいろラインナップされている。いろいろ試して、お気に入りを見つけて欲しい。
(村上タクタ)
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