書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

寝苦しい夜は、ハイテクパジャマで解決したか?

先日、ご紹介したリベルタの『冷感ナイトウェア』、本当に効果があるのか試してみた。……という前に、どうも最近、転職したり、自宅勤務で生活が不規則になったりで、夜寝られない日々が続いていた。暑くて寝苦しいのもあったので、「これで寝られるといいな……」と藁にもすがる気持ちだったのもある。

冷感ナイトウェアの効果やいかに

前回も書いたが、リベルタ社はいろいろな『フリーズテック』ウェアを販売していて、この商品もそのひとつ。

『冷感ナイトウェア』を標榜するフリーズテックのパジャマは本当に涼しいのか?

『冷感ナイトウェア』を標榜するフリーズテックのパジャマは本当に涼しいのか?

2025年10月27日

サイズは男性向けのMとL、女性向けのMとL があり、カラーはライトブルーのみ。価格は1万1990円(税込)となっている。

リベルタ・冷感ナイトウェア
https://liberta-online.jp/shop/products/25171404

商品を預かった時から試してみたいのは山々だったが、取材日(7月7日)までは7月初旬とは思えない真夏日、熱帯夜が続いたのに、その日から急に戻り梅雨で天気が悪くなり、涼しくなって、効果のほどがよく分からない日が一週間ほど続いた。

そして、その後、ようやく暑い日々が戻って来て、幸い(?)効果を試すことができた。

布地は柔らかく、就寝中の汗に反応してひんやり冷たく感じるという。

たしかに、触ってみると少しヒンヤリと感じる。

暑くなると、それほど冷たいと感じるわけでないが、それでも『ムワッ』とした暑苦しさを感じるシーツより涼しく感じるのは確かだ。とはいえ放熱量が高いといっても、マネキンを使った実験で0.5度温度が下がったというぐらいなので、過剰な期待は禁物だ。

筆者は、割とこういうテクノロジーを使った商品は疑いの目で見るので、「少し涼しいとはいえ、劇的な効果を感じるわけではないな……」と思っていた。

ところが、その夜から寝られるようになったのだ。上下7、8分丈で締めつけが少なく、触った感触が柔らかいという効果もあるのかもしれない。あえての上下7、8分丈なので、冷感プリントが身体に当たる面積が広いというのもあるかもしれない。ともあれ、このパジャマを着るようになってから、寝つきがよくなったことはたしかだ。もちろん、すべてが魔法のように解決したというわけではないが、「このパジャマじゃないと寝られないんじゃないか?」と不安になると、逆にこれを着れば入眠できるというプラシーボ効果もあるのか、もはや夜寝る時にはに手放せなくなった。

その他にもいろいろなアイテムが

ちなみに、リベルタ社はさまざまな冷感商品を販売している。下は、衣類用冷感ミスト。アルコールを使わずに冷感効果を得られるスプレー。

昼間、Tシャツに吹いてみるとたしかに気化熱でしばらく涼しくて快適だった。しかし、パジャマに吹くとこのスプレーのメントールの香りがして、眠るのに適した香りには感じなかった。むしろ覚醒する感じ。価格は1408円(税込)/300mLボトル。

こちらのマスクは、パジャマと同じく氷撃プリントを使ったもので、暑苦しいマスクが少しでも涼しくなるということで最高。価格は999円(税込)

さて、2週間ほど試してみた冷感ナイトウェアだが、暑苦しくて寝つけないという人は、試してみる価値はあると思う。こちろん、これだけですごく涼しくなるというものではないが、パジャマが快適だと眠りやすいという効果は確かにあると思う。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

Pick Up おすすめ記事

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...