建築設計の知見から生活の「あったらいいな」を提供するRAHKアソシエイツ一級建築士事務所は、コロナ禍でのノマドワークをきっかけに、バッグの3大不満に着目、これまでにない「サイズが自在に変わるポケット」と「ディスプレイ型収納」を開発し、昨年6月「多層バンドポケット」として特許(第7113402号)を取得した。
同事務所は実用化製品を新形態バッグインバッグ「マルチラ」として、応援購入サービスMakuakeで先行予約販売し、目標の1,200%を超える応援購入を獲得、2月25日まで20%オフで公開している。
新形態バッグインバッグ「マルチラ」は、持ちモノの整理と視認性をスタイリッシュに両立したボード型バッグインバッグだ。同事務所ではバッグ機能に関するネット上の評価を集計し、入れた物を探す手間、入れたいモノとポケットサイズのくい違い、小分けスペースの少なさ、に多くの不満があり、その原因が、ポケットサイズが調整できないことと、物を入れた後の視認性が乏しいことにあると着目。
マルチラは、収縮バンド9枚をずらし重ね、その間からモノを入れる収納スペースを作り、それを縦に仕切って区分する構造になっている。縦仕切りが移動でき、PC・タブレット端末から安全ピンまで、多様な収納物に合わせて幅と深さを自在に調整できるポケットを実現した。この自在ポケットは8層3分割、合計24個を設けられている。
また、バンドの収縮力と本体表面の摩擦力を組み合わせて、バンドの間に入れた収納物がその位置に保持できる仕組みに。バンドから収納物の一部を出して入れるとその状態で逆さにしてもホールドされるため、入れた物のすべてがどこにあるか一目瞭然に分かるディスプレイ型収納を実現した。
そして、限られたワークスペースを効果的に利用するため、「マルチラ」の裏側にスタンドプレートが設けられている。このプレートを引き出して自立させると、デスクやテーブル上のわずかな面積で多様なツールを立体的にディスプレイでき、散乱しがちなデスクをすっきり整理。オフィス、自宅、また立ち寄ったカフェのテーブルが快適なワーキングスペースに変わる。
「マルチラ」の外寸法は、バッグや一般的なバッグインバッグに入るように敢えてやや小さめサイズになっている。バッグだけでなく現在使用中のバッグインバッグと併用すると、より緻密なポケットの使い分けができる。
新形態バッグインバッグ「マルチラ」
Makuake・プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/maltila/
【問い合わせ】
RAHK(ラーク)アソシエイツ一級建築士事務所
https://www.sekkei.muse-rahk.com