LiLiCo53歳。意欲全開! 人生まだまだです!【LiLiCo連載vol.10】

  • 2023.11.15

1970年生まれのわたし。11月16日に53歳になります! 誕生日近くになると、人生を考えることが増えます。今回は、いまのわたしが感じていることを綴ってみます。

加齢を拒む時間があるなら夢をひとつ叶えます

みんな年を取ります。それを拒む時間ために労力を使うなら、わたしは夢をひとつ叶えます。だって年々、叶えたい夢が増えてるもん。若い時には知らなかった世界もあるし、我慢して何も言わないままのほうが丸く収まるなんてナンセンス。おばあちゃんになって「あれもやりたかった〜」と言いながら縁側でお茶なんか飲みたくない。縁側でお茶を美味しくいただくのは優雅で憧れるけど、心の中でたくさんの後悔を持ったまま老いたくない。

地球の反対側で生まれ、言葉もわからず日本に来た。しかも芸能界という保証のない世界にすぐに飛び込んだ。何やってるんだ、わたし(笑)。

父とわたし

日本でスターになることを夢見て、車の中で5年も暮らして….それでも夢に向かって行くのを止めなかったわたしも何やってるんだ!(笑)

めっちゃがんばっていた頃

 日本に来てすぐデビューできたのは、歌のレッスンの先生のおかげ。「この子にはレッスンではなく場数が必要だ」と読み取ってくれました。そして、静岡県浜松市のデパート屋上のビアガーデンで歌謡ショーのステージに立った。ワンステージ3,000円のギャラ。うれしかった! 日本語が不自由でMCもできず、「東京の葛飾から来ました。LiLiCoです」と言って、丸暗記した日本の歌謡曲を酔っぱらいのお客様とデュエットした。

駆け出しで衣装にお金がかけられない頃はアイデア勝負。この帽子は封筒で作りました(笑)。

何やってるんだ、わたし! の連続

わたしのデビュー当時は、外国人やハーフがなかなか芸能界で受け入れられなくて、ドラマに売り込んでも「あなたの役はない」と言われました。映画の撮影に行ってみても、悪役のオンパレード。なるほど、「わたしは顔が怖いとこの国では思われてるのね」と徐々に学ぶ。その怖いもだいぶ後になって、プロレスで役立ったけど。でも、なんとか怖くないように見せるために、眉毛を上げて人と対話したりするうちにおでこにシワができたりと、身体って面白い。

プロレスラー・LiLiCo!

ボディビルにプロレス、マラソンランナーもやった。身体のことも考えたけど、ある日、雨の中でズッコケてひざのおさらを割るという大怪我をしました。周りに「バリバリ働く女性は50歳になると病気か怪我をすることが多いよ」と言われていたのに、やってしまったわたし。何やってるんだ!(笑)

ひざのおさらを割って入院中

自分の“好き”を仕事にします!

そう、わたしはとっても明るく見えて、なんでも上手くいってるように見えるけど、それなりに生きてるからこそ解決法を知ってる! できないことには目を向けない。できることに目を向けて、自分の足でそこに向かう。壁にぶつかるのは前進してる証拠。わたしの同年代でお子さんのいる方も、子育てが一段落したら自分の好きを趣味にするタイミングなのでは?

始めると周りに言って、止めたくなったら“止めと言えばいい。“始める”と言ったからって、そこでまた我慢して、自分に合わないもので人生をつまらなくするのはもったいない。あなたの人生に誰かが口出しする権利はないと思う。

DDTでプロレスをやり、ボディビル、マラソンランナーをやり…。“LiLiNa”のジュエリーデザイナー、いくつもの媒体のライター、スウェーデン映画の字幕翻訳家、洋服ブランド“Queen Li”も立ち上げた。

ほかにも、絵本の翻訳、映画コメンテーター、J-WAVEのナビゲーター、俳優、歌手、ミュージカル出演、声優、作詞家、サイトリリココ“….と、「LiLiCoはどこに向かってるの?」と聞かれるけどわたしは自分の好き仕事にします。そうすると、“趣味は仕事”みたいな感じになって、やりがいもできて、毎日が賑わっていて楽しい「休みたくないの?」って聞かれるけど、「大人になったら休みたい仕事には就きたくない」と10歳の時に決めてました。なので、その話はその一言でお終い。

所属事務所主催のライブでスポットライトを浴びる!
マラソンにも挑戦

自分なりの“心地よさ”に気づき始めるのが50代

こうして年末近くになると、来年のことを考え始めますね。「何をやりますか?」「何を始めますか?」「何を止めますか?」

わたしの場合、明らかに少なくなったのはお酒の量。気づきましたが、ここしばらく二次会という言葉を口にしてない。お酒を飲んで記憶をなくすのも早くなり(笑)、それが楽しいからもったいないに変わりました。

自分のブランドを立ち上げたから服を買うことも減りました。そこでわかったのは、やはり自分が作ったものが着心地良くて好きと。ひとりの時に、ムリヤリ料理するのも止めた。ひとり分ならマクドナルドやスーパーのお惣菜が合理的!

そして、疲れたと感じた時は運動をします。なぜか運動をしたくない気分の時にやるとすごく効く! その気持ちよさを一回知るとクセになります。グウタラな自分に勝ったって気にもなります。最高です! ウォーキングだけで大丈夫よ、無理すると続かないから。

 さらに、カラフルな服を着るようになりました。周りがそれを見て元気になるから。そして、安いアクセサリーより少し高価なジュエリーになりました。

ここからちょっと考えたいのは、ハンドバッグがいつも荷物でいっぱいだと肩が凝ります。でも、「何かあったら…」と心配性なわたしはなんでも入れちゃいます。手帳も大きくて重い。財布にお金以外の物の入れ過ぎるからなおさら重い。そして、ひざを骨折してピンヒールをトランクルームに持って行っちゃいました。靴フェチのわたし。ピンヒールは女の気合いだ! と言ってたけど、痛くてとても履けなくて、悔しくて目の届かないところに。でも、持ってこようかな…。なんてね!

『季節のない街』 ディズニープラス「スター」にて全話独占配信中

これからまた、大きなことにチャレンジします!

現在、ディズニープラスで配信中の『季節のない街』を観てくれた人みんなに「よかったよ」と言われ、俳優ももっとやりたいなと思う。狂った演技も坊主も、必要ならウェルカム! LiLiCoの根本を見抜いてくれる監督に出会いたい。

愛する家族と一緒に

スウェーデンでも芸能関係のお仕事をやってみたいな。家族にももっと会いたいから。

そして、まだまだふざけていたい。

こんな顔だって公開OK!

40代は楽しかった。バラエティをバリバリやってさ。50代はまだ3年しかやってないけど、いろんな人の応援もできて…それが私の強みかも!?

実は、ここからまた大きなことにチャレンジします。その時は、もちろんここでお知らせするので、もう少しだけ待っててね。

とにかく人生いろいろ。でも、まだ53年! いま、わたしが考えているのはこんなこと。あなたはこれから何をしたい?

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部