やりすぎてないのがちょうどいい。大人も楽しめるニュアンスマッシュ
定番人気のマッシュ。耳まわりが隠れるような重めでライン感を強調したマッシュは、どうしても子どもっぽい印象になりがち。この夏おすすめのニュアンスマッシュは、ツーブロを仕込んだスッキリとした耳まわりと、しなやかで軽めの質感を引き出すトップのレイヤーがポイント。全体的なベースを斜めスライスに引き出してカットすることで、毛先に厚みを残さず、ライトな質感&なじみのよさを引き出すことができる。そこにシンプルな平巻きパーマを施し柔らかさをプラスオン。自然体で、やりすぎていないマッシュだから、大人にこそ提案したい。
Before
マッシュウルフベース。髪質は多め、太め、硬め。全体にうねるクセがある。
【CUT PROCESS】
もみあげを刈上げない程度にカット。レングスを整えたら最後にレイヤーで厚みを取る。
バックは横スラでグラデーションカット。徐々に頭の丸みに合わせ角度を落としていく。
アウトラインは縦スラでカットすることでグラが入り、厚みが残らず軽い質感になる。
ミドル〜トップもアンダーをガイドに縦スラでカット。厚みが残らずなじみやすくなる。
バングはややV字にカット。V字にすることでセンターでも分けやすくなり2way仕様に。
トップはオンベースに引き出し放射状にレイヤーを入れる。
GPやや上の髪に独立したレイヤーを入れる。落ちる位置を想定してチョップカット。
アンダーとミドルは中間をメインに、トップは毛先1/3にかけてセニングを施す。
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CUT FINISH
【PERM PROCESS】
トップは23㎜で根元まで平巻き。そのままモヒカンラインを同様に巻き下ろす。
ハチまわりはダウンステムで斜めに巻き収めることでハチ張りが抑えられる。
バングはM字部分を外した状態で、センターを2段に分け、21㎜で根元まで平巻き。
M字部分の髪はアップステムに引き出し、斜めに巻き収めることで割れを防止する。
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ROD ON
PERM RECIPE
1剤「PLIA 」TG 第1剤 a
2剤「PLIA 」TG&T/C チオ系 第2剤 a(ともにルベル)
※1剤塗布後、5〜7分でチェック。中間水洗後、2剤塗布したら5分+5分の二度付け。
【STYLING】
FINISH
360°動画解説
今回レクチャーして下さったのは……「ピープル」小野田佳介さん
おのだけいすけ。『ピープル』表参道店トップスタイリスト。真野美容専門学校卒業。
photo: Sano Kazuki(CHIYODA STUDIO) text: Shigetomi Yukiko styling: Kudo Kinami
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