ポストマンラバーも、馬革茶芯ラバーも満足の一足

ひとつめはラスト。いまはダナーでも使っていない幅広甲高の古いラストを使っているところ。ややぽってりとしたワークブーツ然とした顔つきで、一般的なポストマンとは異なるビブラムソールも手伝って、ワークブーツらしさがより強調されるんだよね。そして幅広の私にはジャストフィット! 細めのウィズの人なら、1センチ下げるといいみたい。
2点目は、素材。一般的なポストマンはガラスレザーと呼ばれる樹脂で加工したレザーを使用しているけど、本作はなんとホースフロント。つまり馬革だね。しかも茶芯。いま最も調達が困難なレザーと言っても過言でない「茶芯の馬革」がゆえに、否が応でもエイジングへの期待が高まる。ポストマンに馬革というのはなかなか意外な発想でしょう? 特殊な革を使用している分、お届けまでに時間がかかる点はご容赦ください。
そして、ここからが松島流ならではの別注ポイントなんだけど、実はこのポストマンには、専用クリームと2色のシューレースが付属する。つまり、エイジングを楽しむためのクリームと着こなしを楽しむためにブラックとオリーブのシューレースを付けたというわけ。
これらの別注ポイントを総合すると、もはやポストマンシューズではないかもしれないね。これはダナー社と松島が作ったまったく新しい一足。ポストマンラバーも、馬革茶芯ラバーも満足させられるライトニング流のポストマンをお楽しみください。



右からミリタリー、デニム、コーデュロイと3種類のパンツに合わせてみた。色もレングスも太さも異なる3スタイルだけど、いずれも受け入れる高い汎用性も魅力。ソールのボリューム感、ぽってりとしたラストも足元で存在感を発揮している。



写真でお分かりの通り、最初から茶芯がうっすらと確認できる。丘染めの茶芯ホースフロントという特殊な革ゆえ生産に時間を要する。ビブラムのアウトソール、ダナー純正ミッドソールは、過去の別注ブーツでも採用した信頼の組み合わせ。64,900円

photo/Shunichiro Kai 甲斐俊一郎
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