洗えるダウンかの見極めが大事! プロが教える失敗しないダウンの自宅で洗濯する方法

日々愛用している“相棒たち” をぜひとも労ってあげたいもの。デニム、ブーツ、革ジャン、アクセサリーなど、アメカジ好きのワードローブに欠かせないプロダクトのメンテナンス法を、基本から応用までご紹介します! 今回は「ダウンジャケット」のセルフメインテナンスの手順と道具、ポイントを「ロッキーマウンテン フェザーベッドアール柳橋」の家代岡東洋さんに教えていただきました。

「ロッキーマウンテン フェザーベッドアール柳橋」スタッフ・家代岡東洋さん|アール柳橋の若頭。日常的に製品と接する立場から、ダウンの特性や正しい洗濯への理解を深めている。今季は、ブランドとしても珍しいカモ柄モデルに注目。

長年着続けたダウンはきれいさっぱり洗ってしまおう。

用意するもの

洗濯桶、スポンジ、中性洗剤、タオル。

革ヨークなし、ムートンなしなら手洗いもOK!

大前提として、レザーやムートンが使われているダウンは丸洗い非推奨。ここではまず、洗濯可能なダウンの手洗い方法からご紹介する。

手洗いの手順。

STEP1.まずは水に馴染ませる。

最初から洗剤を入れなくてよい。空気を多く含んだダウンは潰れにくくて大変だが、圧縮してつけ込む。

STEP2.汚れやすいところを入念に。

スポンジに洗剤をつけ、手首、襟元、ジップ裏など汚れが付着しやすいところを優しく擦り洗い。

STEP3.最低3回すすぎ洗い。

もみ洗いしたのち、すすぎ。ダウンに洗剤が残っていると劣化の原因になるため最低でも3回はすすぐ。

STEP4.タオルで脱水。

水分をタオルで吸い取るように脱水。洗濯機での脱水は羽毛がダウン内で偏るためおすすめしない。

STEP5.陰干しして、ダウンをほぐす。

長時間の乾燥機は劣化につながるため、陰干しで5割乾かす。その後、全体的に羽毛を指でほぐす。

STEP6.乾燥機は短時間でスタート。

ネットに入れて、乾燥機に。最初は20分くらいで様子を見る。足りなければ10分ずつ追加する。

生地から羽毛が出ている場合は反対から引っ張ってみる。

まれに羽毛が顔を出すことも。縫い目付近は粘着テープで表面に出た羽毛だけを取り除く。生地から出ている場合は、無理に引き抜かず、裏側から羽毛をつまんで内側へ戻そう。

畳んで押し潰さずに吊るして保管する。

ダウンの保温性は、羽毛が空気をたっぷり含んで膨らむロフトによって生まれる。畳んで圧迫した状態で保管すると、羽枝が折れたり絡まったりして、このロフトが回復しにくくなる。

革ヨーク、ムートン付きのモデルは丸洗いNG。

NYLON

ナイロンの汚れている箇所には、中性洗剤を使う。水で薄めたのちに、スポンジに含ませ、汚れている部分を優しく磨くように汚れを拭き取る。その後、水を含ませて絞ったタオルで拭きとる。

LEATHER

レザー部分の手入れは、レザーシューズと基本的に一緒。まずブラッシングで汚れやホコリをざっと落とす。ミンクオイルを手か布で少量塗って、最後にまたブラッシング。襟裏はシワが激しいので入念に。

MOUTON

ムートンは、定期的にたたいて付着しているホコリを落とすことが大事。目立つ汚れの場合は、薄めた洗剤をスポンジに染み込ませ、たたくようにして拭き取る。派手な汚れはクリーニング店に相談を。

(出典/Lightning 2026年2月号 Vol.382」)

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