研磨により風防の傷が消えて輝きが戻る! 腕時計のお手入れ方法を「スイートロード」の中嶋さんが伝授

日々愛用している“相棒たち” をぜひとも労ってあげたいもの。デニム、ブーツ、革ジャン、アクセサリーなど、アメカジ好きのワードローブに欠かせないプロダクトのメンテナンス法を、基本から応用までご紹介します! 今回は「時計」のセルフメインテナンスの手順と道具、ポイントを「スイートロード」の中嶋さんに教えていただきました。

「スイートロード川崎本店」スタッフ・中嶋翔さん|販売と日常的なメンテナンス業務を担当し、現場で経験を積みながら時計の基礎を学んでいる。休みの日にはヴィンテージの愛車でキャンプに行くのが楽しみ。

ベルトを外してブラッシング! 風防の傷が目立つなら研磨もあり

用意するもの

綿棒、爪楊枝、セーム革、紙やすり(#800・#1000・#1500)、豚毛ブラシ、ポリウォッチ、メタルバンドクリーナー、バネ棒外し、布

セルフメンテナンスの手順

STEP1.時計本体からベルトを外す。

まずはバネ棒外しを使い、時計本体からベルトを内側方向にスライドして外す。バネ棒が勢いよく飛ばないように注意。

STEP2.時計本体の汚れを落とす。

柔らかい豚毛ブラシを使い、本体の隙間の汚れを落とす。細かい箇所は爪楊枝が便利。傷つけずに汚れを落とせる。

STEP3.ブラシでベルトの汚れをかき出す。

同じく豚毛ブラシでベルトのコマやバックルに溜まった汚れを落とす。パーツに隙間があるため、意外と汚れている。

STEP4.バンドクリーナーで汚れを浮かせる。

ティッシュの上にベルトをおき、メタルバンドクリーナーを両面に満遍なく噴射。2分ほど待つとかなり汚れが浮き出てくる。

STEP5.ステンレスベルトは水洗いOK。

ベルトの隙間から細かな汚れが浮き出てきている状態なので、潔くで洗う。コマとコマの間の汚れもすべて洗い流す。

STEP6.完全に乾かすことが大事。

しっかりと水気を拭き取り、ドライヤーで風を当てて乾かす。少しでも水が残っているとサビや汚れの原因になるので注意。

風防の研磨。

紙やすりによる研磨。

ヴィンテージ時計などのプラスチック製の風防なら磨いてキレイにすることも可能。#800→#1000→#1500と徐々に細かい紙やすりに変えて研磨。一方向に磨くと風防の形状が変わってしまうので必ず方向を変える。端はベゼルを傷つけるので避ける。

風防用研磨剤による研磨。

風防用研磨剤であるポリウォッチを米粒大にセーム革にとり、円を描くように磨いていく。このとき傷がまだ残っているようなら、再度紙やすりでの研磨を行う。

#800の紙やすりで研磨したのが上。文字盤が見えないくらい白くなって焦るかもしれないが、大丈夫。順番通りやれば最終的にはピッカピカに。もちろん自己責任なので心配ならプロに任せよう。

汗ばむ時期はNATOベルトに変えると手入れも楽になる!

スポーツタイプなどのモデルであれば、ベルトをナイロンストラップに変えてもしっくりくるだろう。安くて軽いし、付け替えも簡単。汗にも強いので、夏場の活躍も間違いなしだ。

忙しい人は超音波洗浄機もひとつの手。

ベルトのお手入れには、超音波洗浄機が簡単かつキレイに仕上がる。もちろん時計本体には使用せず、ステンレスベルトの洗浄に。安いもので3,000円くらいなので検討の価値あり。

(出典/「Lightning 2026年2月号 Vol.382」)

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