ファッション目線だけでなく、バイクに快適に乗れるルール
ユースカルチャー黎明期から成熟期にスポットを当て、1930〜’50年代頃のプロダクトをベースに現代の感性で再構築するアトラクションズ。レザープロダクトに特化したビルトバックでは、ウエアは言わずもがな、エンジニアブーツが世界的な人気を博しており、常にストックが不足している。代表の西崎さんは、ファッション業界屈指のヴィンテージモーターサイクル好きとしても知られ、プロダクト同様にスタイルにもこだわりを持っている。そんな西崎さんにとって、ブーツを穿く時のマイルールとは?
「1年を通してほとんどエンジニアブーツを履いています。もっともバイクの運転がしやすく、自身のスタイルに最適だからです。コーディネートする際のルールとしては、“太めのシルエットで、テーパードの効いたボトムスを合わせること”。これは今日穿いているトラウザースでもデニムでも同様ですね。あともうひとつのポイントが、“立った時にちょうどエンジニアブーツのベルト部分が見えるくらいの丈”ですね。もちろんブーツが美しく見えるファッション的な要素もありますが、少しテーパードしたシルエットでこれくらいの丈だとバイクに乗った際に、風でバタつかず快適なんですよね。僕のライフスタイルだとバイクは通勤にも使うだけでなく、自身のモノ作りにおいても欠かせない要素になっているんです」

「アトラクションズ」代表・西崎智成さん|1982年生まれ。長崎県出身。ヴィンテージショップなどのスタッフを経て、20代の若さで原宿にアトラクションズをオープン。レザーのスペシャリストとしても知られ、探求のため、国内外のタンナーを精力的に訪問している。

ブーツ14万800円、レザージャケット27万5000円/ともにビルトバック、トラウザース3万800円、ベレーキャップ1万3200円、スカーフ1万6500円/すべてウエアマスターズ、サングラス4万4000円/アトラクションズアイウエア
【おすすめブーツ】BILTBUCK Lot.603 Engineer Boots“The Pioneer”

そのネーミングの通り、モーターサイクルブーツ創生期をコンセプトにしたザ・パイオニア。アッパーには最高グレードのひとつとして知られるイタリアの名門グイディのホースバットを使っている。焼付け塗装した黒のアイアンバックルやステッチカラーなど、ブラックで統一することで、ドレッシーでクラシックなフォルムを最大限に活かしているのだ。14万800円



【問い合わせ】
アトラクションズ
TEL03-3408-0036
https://attractions.co.jp
(出典/「Lightning 2025年11月号 Vol.379」)
Text/S.Sato 佐藤周平 T.Itakura 板倉環 K.Minami 南樹広 Y.Namatame 生田目 優 Photo/R.Yukitake 行竹亮太 K.Hayashi 林和也 K.Ito 伊藤恵一 T.Furusue 古末拓也
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