「ジャンキースペシャル」の名物マネージャー・カルロス西の、一歩先ゆく初秋のスカジャンスタイル。

「ジャンキースペシャル」の名物マネージャー・カルロス西さんが東京・新宿の名所を巡りつつコーディネイトを指南するこの連載。秋を先取りし、第3 回のテーマは「初秋のスカジャンスタイル」。随所にこだわりが詰まった、一歩先ゆくコーディネイトをご覧あれ!

初秋のスカジャンスタイル。@ 新大久保 イケメン通り

ジャンキースペシャルから徒歩10分のところにある新大久保の異国情緒あふれる通り。韓国料理店やコスメショップが軒を連ね、ハングルの看板も多くみられるコリアンタウンらしい雰囲気が魅力だ。ジャンキースペシャルで“服欲”を満たした後は、この通りで食欲を満たすのも◎。

ジャンキースペシャル/統括責任者・カルロス西さん|アメカジの名店「ジャンキースペシャル」の名物マネージャー。豊富な知識に加え、ワーク、ミリタリーを中心とした幅広いアメカジスタイルに定評があり、多くのフォロワーを獲得している。

スカジャンコーデ攻略法は武骨とキャッチーの足し引き。

ジャケット7万4800円/テーラー東洋、Tシャツ7590円/ホワイツビル、パンツ3万7400円/バズリクソンズ、キャップ/ミスターファットマン、スニーカー/コンバース

インパクトが強く、着こなしが難しく感じられるスカジャン。カルロス西さんがまず気をつけているのはシルエットだ。「丈の短いスカジャンに合わせ、太めのパンツでAラインを作ることが多いです」とダックハンターカモのトラウザーズを選択。

ここまではかなり武骨な合わせだが、ここからがポイント。「靴は武骨な革靴ではなくスニーカー。キャップもブリムの短いモノを選ぶなど、キャッチーな小物で全体を柔らかな雰囲気に纏めています」

Cap

アメカジの定番アウターとして人気を博すスカジャンだが、一方で合わせ方によっては“イカつく”なってしまうのも事実。そこでキャップを被ることで、程よいキャッチーさを加えている。また、スカジャンに合わせた配色を選んで統一感もプラスしている。

Layered

暑さが残る初秋ということで、インナーには〈ホワイツビル〉の半袖Tシャツをチョイス。スカジャンのインナー選びにおける西さんのこだわりは着丈とフィッティングだ。裾部分がスカジャンより長くなり過ぎないように、ややタイトなMサイズを選択。

Reversible

ワインカラーとは“逆配色”ともいえるシルバー×ネイビーのリバーシブル面。咆哮するブルータイガーの毛並みや縞模様を横振り刺繍の立体感と陰影によって巧みに表現している。配色が爽やかなため、全体としてクリーンな印象にまとまる。1着で2度おいしい、まさしく両A面な1着だ。

Back Style

スカジャンの醍醐味といえば、背面の刺繍。オレンジのグラデーションで緻密に描写された鷲の刺繍は、いまにも動き出しそうなほどの躍動感を表現している。ワインカラーのボディとの相性も抜群で、袖と裾に施されたカラフルなリブもアクセントになっている。

Sneakers

キャップと同様、スカジャン特有の武骨な雰囲気を和らげるのにひと役買っているのがキャッチーなスニーカー。ダックハンターカモのパンツにピンクが意外と合うということに気づいた方も多いのでは?

今回着用TAILOR TOYO LOR TOYO Lot No. TT15790-170 / Mid 1950s Style Acetaate Souvenir Jacket “EAGLE” × “BLUE TIGER”

1990年代にテーラー東洋が手がけた名作を現在の技術で再復刻。ワインカラーのボディに、オレンジのグラデーションで描写された鷲の刺繍が抜群の存在感を放つ。リバーシブル面はシルバー×ネイビーの配色で、ブルータイガーの刺繍が入る。7万4800円

(出典/「Lightning 2025年10月号 Vol.378」)

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

Pick Up おすすめ記事

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...