池田工芸×ライトニングのバディバッグ
このコーナーで紹介するバッグ、何個目だろう?
毎回、人生最後のバッグを見つけたって感じの原稿を書いているんだが、「人生最後」がどんどん更新されていることに気付いている人は、かなり読み込んでくれているヘビー級読者に認定しちゃう。
虚偽でも、誇張でもないことをわかって。買ったばかりの頃は本気でそう思っているんだから。「俺にはオマエが最後のオンナ」って言っている人も、後になって反省するでしょ? 出逢った頃は本気でそう思っていた。
でも、長い人生、やっぱり違った、こっちだったって、ことはよくあることなのさ。「人生最後の」なんて軽々しく言うもんじゃない。
し・か・し、今回のバッグは本当に、よっぽどのアクシデントが無い限り、最期まで添い遂げる気がする。
収容力、フィット感、軽さ、タフネス、エイジング、さらにディテールまで挙げたらキリがないくらいのハイスペック。そして、主人にしっかり寄り添ってくれてるのに、主張し過ぎず、媚びもしない質素なデザイン。ほとんどのニッポン男児が大好きな奴。何を着ようが、どこに行こうが、そっと支えてくれる、まさにマイ・バディなバッグなのだ。
これは長く使っていても決して飽きず、いなくてはならない存在になる。時々は愛情(アブラのことです)もね。
細長いシェイプで身体にピッタリフィットするボディバッグ。日本産馬の原皮を国内で鞣した純日本製ホースハイドで、経年変化を楽しめる茶芯仕様。丁寧な職人の仕事に定評がある池田工芸とライトニング編集部のコラボレーションで誕生したバッグの一つで、その名も「バディバッグ」。8万4700円(CLUB-Lightning https://club-lightning.com/)
ダブルリングでストラップを留める仕様。長さ調節が可能なので、季節ごとの服装の違いや体型の変化にも順応してくれる。リングやリベットはブラス製。
外側ポケットはスマートフォン用にしてもらいたい。ここに収納すれば、音も聞こえて振動も感じる。なにより咄嗟に取り出せるのがありがたい。
縫製難易度が高いクロコダイルレザー製品で実績のある創業80年の老舗・池田工芸製なので、クロコダイルを補強部にポイント使い。経年変化も楽しみ。
photo/S.Amatsu シーマン天津
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