
猫目ボタンは、のちのシャンブレーシャツに比べてやや小ぶりな11ミリ。天然のシェルを削り出して作った豪華なボタンだ。

懐中時計を収納するための歪なポケット。繊細な手技でしか再現できない曲線、ドレスシャツと見紛うような細かい運針は見事。

裾にはセルビッジ部分を使ったマチや切り残したカラ環が見える。マチ幅にゆとりを持たせて縫製することで可動性を高めた。

スタンドカラーには付け替え可能な襟を固定するためのボタンホールが備わり、きっと装着されないだろう襟を待っている。
(出典/「Lightning 2025年7月号 Vol.375」)
Photo/S.Kokubunji 国分寺杉作
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