世界に一つだけの革ジャンは「No,No,Yes!」で仕立てることができる!

レザーラバーなら誰しも自分だけの革ジャンを夢見たことがあるだろう。その夢は、No,No,Yes!に行けば、叶う。サイズやカラー、部材を選ぶイージーオーダーに加え、最上級は0から革ジャンをデザインするフルオーダーにも対応してくれる。もはや可能性は無限大。レザーラバーの夢を叶えてくれる、レザーテーラーここにあり。

イージーオーダーから完全ビスポークも可能なレザーテーラー。

世界に一つだけの革ジャンとは? 基本的には自分でイチから着込んで、身体に馴染んだ革ジャンは自分だけの革ジャンだと思っている。しかし、それは多くの場合、既製品を育てるパターンで、文字通り、「世界に一つ」を求めるのであれば、究極のところ作るしかその夢を実現する術はない。

そんな不可能に近いと思っていた野望を叶えてくれるブランドがNo,No,Yes! である。ここはただの革ジャンブランドではない、ひと言で言えば“レザーテーラー”だ。吊るしもあるが、ブランドの醍醐味はオーダーメイドにあり。パーツやサイジングを自分に合わせて選ぶイージーオーダー、型紙から起こす“ロイヤルビスポーク”、そして0から全てをデザインするフルオーダーの“アルチザン”。全5段階のメニューから世界に一つの革ジャンを作り上げる。

ちなみに、イージーオーダーと言っても、膨大なパーツから選択可能なため、数えきれないほどの組み合わせが存在し、全然イージーではないので要注意。アルチザンはイメージを具現化することもできるし、映画などで見ただけの革ジャンを再現することも可能だ。

オーダーメイドで世界に一つの革ジャンをデザインする。レザーラバーにとってそれ以上の贅沢は存在するのだろうか? 既製品では満足できなくなってしまった玄人の皆様、貴方の夢はココで叶う。

ゴージャスを極めるオールクロコダイルカスタム。

ダブルライダースの基本形を活かし、レザーを全て本物のクロコダイルに変更した高級パッケージ。レザーの面積が大きいほどクロコダイルの圧倒的な美しさが際立つ。身体のパーツに合わせた柄模様は流石の一言。まさに唯一無二のオーラを放っている。

基本形を崩さずカラービスポークだけで雰囲気は一変。これだけのカラーを揃える革ジャンはなかなかないだろう。フロントジッパーのオフセットがメンズと逆のレディースモデルも展開している。

型紙を製作するロイヤルビスポークでは、仮縫いフィッティングできめ細やかな微調整を重ねて、最終的にレザーで仕立てる。その過程を経て、身体にぴったりの1着が完成する。

最上級メニューは0からフルオーダー。

オーダーメニューは全5段階。まずは基本形の革、色だけを変える“カラービスポーク”。自分の身体に袖丈や着丈を合わせる“レングスビスポーク”。ディテールデザインを変更する“ディテールビスポーク”。専門のフィッターが身体を採寸して、型紙から起こす“ロイヤルビスポーク”。そして、全てを0からデザインする“アルチザン”。納期は型紙がないもので1.5 〜2カ月。型紙を作成するもので2.5〜3カ月程度で完成する。

01…まずはベースを選ぶ。

基本となる形はこの4型。シングルライダース/ダブルライダース/バイアスライダース/テーラードジャケット。ココから襟やポケットの形など、ディテールデザインの変更を加えることもできるが、まずは基本形を基本形を熟考すべし。

02…素材選びがキモ。

革ジャン選びの超重要事項、革も自分で選ぶことができる。しかも、牛/馬/羊/クロコダイルなど、オプション含め全16種類から。スムースレザーやスウェードも展開している。

03…どのカラーがお好き?

次はレザーカラーを選択。革って黒か茶しかないと思っていた貴方、こんなにあるんです。選択肢は300色以上。悩まないはずがないが、これだけ選択肢があれば理想の色が必ず見つかるだろう。

04…部材で主張せよ!

ジッパーやボタンなど、部材パーツもチョイス。色やデザインも様々。ジャケット自体はシンプルなスタイルで、ディテールで遊ぶのも面白い。ヴィンテージの選択も可能だ。

05…ライニングもいっぱい!

ライニングは基本素材に加え、ヴィンテージの一点モノの選択も可。タイミングは運だが、予想外の生地に出会えることも。写真上にあるフェルメールのライニングなんて他では選べない。

自分だけのディテールを追求するカスタム例はコチラ!

ダブルライダースをベースにラペルの内側のみクロコダイルを当てがった大人のカスタム。エレガントな雰囲気になる。

襟裏やジッパーの玉縁、フラップにクロコダイルを使うダブルライダース。ジップやベルトを追加するカスタムも見所だ。

基本形はスタンドカラーのシングルライダースを襟付きに変更。レーシーなスタイルからクラシカルな顔つきに変わっている。

【DATA】
No,No,Yes!
東京都渋谷区千駄ケ谷3-2-8
TEL03-3408-2706
https://www.nonoyes.co.jp/

(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

Pick Up おすすめ記事

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...