オレゴン州ポートランドでインテリア演出のヒントを学ぶ。

自由で寛容な生き方を大切にする街が、アメリカ西海岸のオレゴン州北西部にあるポートランド。この街で「男のこだわり空間」のアイデアを探してみる。現地に点在するアンティーク店を巡ると、空間作りに役立つ表現だったり、空間を彩るファニチャーだったりと勉強になるものばかり。アメリカの日常的な情景が、空間演出のアイデアの宝庫だった。

Shop…01 URBANITE

ひょっとして20世紀初頭の移民が使用していたスチーマートランク?

詳しい年代は不明だが、スチーマートランク(船箪笥)を発見。これは長距離移動にタイタニックのような蒸気船が利用されていたころ、長い船旅に備えて衣類などを持ち運ぶための大型トランクだ。現代だったら室内家具としてリビングなどに配置したら素敵になること間違いなし。

ミッドセンチュリーらしいデザインのチェアは、モダンな空間演出に一役買う存在!

ミッドセンチュリーモダンな空間に使いたいイスたち。写真上はイームズのラウンジチェア&オットマンのセット、写真下は北欧物と思われるロッキングチェア。それぞれのアイテムが持つ独自の魅力とデザインは、空間をより魅力的にし、くつろぎのひとときを提供してくれる。

他人の写真だけど、なぜだか海外のものだとオシャレに見える。

今やスマホやデジカメが存在するせいで、紙焼き写真もほとんど見かけなくなった。でも無造作にオシャレな器に入れるだけで何処となく雰囲気よく飾れてしまう。どこの誰だかは分からないけれど、なぜだか海外の写真ってオシャレに見える。これらの写真が撮られた当時の文化や雰囲気を伝えてくれる資料でもある。何てこと無いアイテムがアメリカモノだとインテリア雑貨になってしまうからおもしろい。

ダイニングユースに最適なイームズのドゥエルレッグベース。

イームズのサイドシェルに、ドゥエルレッグベースのカウンタースツールを組み合わせたチェア。座面が回転するのでカウンターキッチンに合わせたい。鮮やかな発色が部屋のアクセントにもなる。

ミッキーマウス関連のアイテムでも珍しいゼンマイ式のメカニカルトイ。

1978年にNYのガブリエル社が手掛けたミッキーマウスのトイ。内蔵されたゼンマイで歩行し、内蔵された歯車も動く。部屋の一角に置いてポップな雰囲気で空間に抜け感を出すには最高のアンティーク。

Pro-Kedsの販促用ディスプレイは靴好きのアートピースに最適。

昨年、ロイヤルプラススエードが復刻したこともあり、スニーカー市場に返り咲いたプロケッズ。その販促用ディスプレーを空間に飾るのもおもしろ。販促用の巨大なサイズなのでインパクトも抜群。

【DATA】
URBANITE
1005 SE Grand Ave, Portland, OR 97214

Shop…02 Telephone Vintage

アメリカ版のファミコンって、今見るとデザインが秀逸なんだよね。

ゲーム好きのインテリアに最適なNES(アメリカ版ファミコン)。実はビデオデッキがデザインソース。ニンテンドーミュージアムも10月に開業するので話題作りに自宅に飾りたい。

【DATA】
Telephone Vintage
1100 SE Division St #102, Portland, OR 97202

Shop…03 Stars Antiques

今ではほぼ見かけないポジフィルムをライトテーブルで飾るという方法。

懐かしいと思わずにいられないポジフィルム。反転された補色が現れるネガフィルムと異なり、フィルム自体にそのまま色が再現されているのが特徴。それをスライド用マウントに入れライトテーブルで見せるというアイデア。思わずマネしたくなるが、ポジフィルムを持っていない人は、こういう誰かの写真を買うしかない。

インダストリアルな空間には琺瑯のランプシェードが似合う。

インダストリアル製品ならではの、シンプルで直線的なフォルムが特徴の琺瑯製ランプシェード。ヴィンテージらしい古びた質感は、インテリアとして空間にアクセントを加えてくれるはず。

お気に入りのウエアを飾るならアンティークトルソーの出番です。

部屋にヴィンテージウエアなどを飾りたい時、ハンガーで壁に掛けるのは少々物足りない。そんな時はアンティークのトルソーが大活躍する。こちらは体型を変形できる優れもの。

【DATA】
Stars Antiques
7027 SE Milwaukie Ave, Portland, OR 97202

(出典/「Lightning 2024年10月号 Vol.366」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...