遊び心と気軽さで選ぶサブウォッチ考。デザインタイプ編

ここぞというときの勝負時計、アウトドアの相棒にしたい遊び時計、デザインに特化したアクサリー時計……。シーンによって腕時計も着替えたい。そこでここでは、サブウォッチとしても最適な、思わず語りたくなるデザインウォッチを集めた。人とは違うものを持ちたい! そんな目立ちたがり屋さんには、ユニークなデザインの文字盤を持つ腕時計がおすすめ。最初は時刻の認識に手間がかかるかもしれないが、それも頭の体操だと思えばなんてことはない。

LIP マッハ 2000 クロノ

フランスのブランドで、見ての通り非凡なデザインだが、人間工学を基本理念としているため、意外と使いやすく視認性も高い。どことなくミッドセンチュリーデザインも彷彿させるのもいい。6万4900円(ビヨンクール TEL03-6804-5201 https://lipwatch.jp

Trifoglio Italia PHILOSOPHER

1本の針で1周が12時間という、見慣れた時計の概念を覆したデザイン。しかも時に対して分の表記が15・30・45だけなので、何時何分が正確にわからないというユニークさ。8万8000円(ガジェットジャパン TEL03-3664-7328 https://gadget-japan.com

裏蓋には、古代ギリシャを代表するフィロソファー(哲学者)であるプラトンの肖像がレザー刻印されている。

1周12時間で「時」に対して15分おきの数字を配置。感覚を大切にするイタリアらしいデザインだ。ちょっとした会話のネタにもなるぞ。

STORM LONDON REMI V2 SLATE

1989年にロンドンで誕生したブランド。既成概念にとらわれない自由なデザインが特徴で、このモデルは時と分のダイヤルが回転することで、時刻を表示する仕組み。2万4200円(ユーロパッション TEL03-5295-0411 http://www.europassion.co.jp/storm/

SWATCH TURNER’S SCARLET SUNSET

青春時代、愛用者が多かったスウォッチ。このモデルは、文字盤とマットピンクのストラップに、JMW ターナーの作品が描かれている。毎日背景が微妙に変わるのもポイント。1万4300円(スウォッチ TEL0570-004-007 https://www.swatch.com/ja-jp/

TACS MASK PLAYER AUTOMATIC TS2101C

2010年に創業した日本ブランド。MASK PLAYERは初代が誕生したのが10年前。このモデルは日本製ムーブメントの自動巻きを搭載した復刻だ。半身をマスクで覆ったデザインは忍者をイメージソースにしている。2層の回転ディスクで時・分を表示、3時位置を基軸に24時間の時刻を伝えるユニークなギミックを採用。5万2800円(マーサインターナショナル TEL03-3527-3920 https://www.tacs-image.jp

バックも半身だけスケルトンになったデザイン。腕時計を外すと、パーツの動きを見ることができる。

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年8月号 Vol.364」)

この記事を書いた人
めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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