鮮やかな色使いや素材感は古着好きなら掘る価値あり! ヴィンテージのスポーツ系ウエアの市場価値は?

多様化するアメカジのなかでもスポーツブランドが手がけたアイテムや、ジャージ、チームジャケット、トレーナーなどスポーツにまつわるアイテムである「スポーツ系ウエア」が最近注目されている。と、いうことで現状をチェック!

定番のスウェット系よりジャージ系が今は狙い目?

古着に携わり50年以上。スポーツ系に限らず幅広いジャンルで愛好家も唸る名品を多数所有する成田亘さん。現在は「54broke(ゴーフォーブローク)」(東京都目黒区三田1-2-20 TEL03-6277-4269)で自身が集めてきた名品を販売。ファンなら一度は訪れるべし。最新情報はインスタをチェック

ここ1年ほど国内ではスポーツ系ウエアのヴィンテージシーンも活況の様子。ただ、定番のチャンピオンのパーカやスウェットなどは年代も古く程度のいいヴィンテージは品も少なく高騰気味で、今やコレクターズアイテムとなってしまった感もある。

そこで、ファンなら抑えておきたいのがジャージやジャケットといったアイテムだ。

「トレーナーやパーカは今やストリートファッションの定番アイテムになっていますが、少し変わったジャージやジャケットなんかもジーンズやチノパンなんかと合わせやすいし、他の人とは被らないしオススメですね」

とは、コレクター界で知られるヴィンテージウエア専門店「ゴーフォーブローク」の成田亘さん。スポーツ系ウエアといえば、単にジャージやスウェットというアイテムの種類だけでなく、チームウエアとして存在したアイテムの「個性的なチームカラーやデザイン」もポイントだそう。

「既製品にはない色使いやデザインがアメリカって感じでいいですよね。今後もさらに注目されて価格も上がってくると思うし、スポーツ系は着古されて状態がいいものがあまり多くないので、いい状態のモノに出会ったらゲットしておくのがオススメですよ」

市場価格を知る!

スポーツ系の中でもチャンピオンを筆頭にするスウェットはここ数年で再注目を浴びたことから’70年代以前の良コンディションのヴィンテージは品数も少なくかなり高騰気味。狙い目なのが今回紹介するようなジャージやジャケット系だ。スポーツ系はハードに扱われることも多いため、状態によって価格も大きく変わる。タグ付きのNOS(New Old Stock)やデッドストックといった未使用品ともなると数万円はザラだが、状態を気にしなければ1~2万円でも入手は可能だ。

1970年代 Continental Leisure Sports

野球のグローブなども作っていたコンチネタルレジャースポーツのジャージ。詳細は不明だがロングビーチのスイムクラブのジャージと思われる。タグのところにある「75」は年代なのか選手の背番号なのか。鮮やかな色使いとロングビーチというアメリカらしいデザインに成田さんが惚れ込んだ一品。参考商品

1960年代 CHAMPION

チャンピオンのコットン製スウィングトップ。ロゴとコットンの質感から1960年代と推定。色合いとナイツという文字とロゴからロサンゼルス・バプティスト・ハイスクールのものだと思われる。ロサンゼルスらしい色合いに加えて、タグ付きの未使用品という激レアモデル。9万8000円

1984年 Levi’s

こちらも1984年のロス五輪のアメリカナショナルチームジャージ。パイル地はバスケのマイケル・ジョーダンはじめドリームチームの面々が着ていたことでも知られ、こちらの方が人気が高い。カラーは全5~6色あるが青が風名。こちらもタグまで着いた激レアなNOS品。8万8000円

1990年代 Champion

刺繍の青タグが付けられていることから1990年代製と思われるチャンピオンのスウェット。フロントが前開きでもなく、トレーナーでもなくボタン留めのプルオーバーというあまり見られないデザイン。一捻り入れたい人にオススメ。ワシントン大学のカレッジプリントが施される。5万8000円

1960年代 Unknown

メーカーは不詳、1960年代製と思われるパーカ。ヴィンテージ好きには知られるホワイトスタッグのパーカに似ている。袖のワッペンからスタンフォード大学のチームジャケットと推察される。袖やフードの柄はハンドメイドのようでチームか個人でカスタムしたものと思われる。6万8000円

1950年代 FELCO Athletic Wear

ペンシルバニア州ハーシーにある名門スイムクラブの前身と思われる「HEARSEY SWIM CLUB」のチームジャケット。コットン製。上下セット。鮮やかなグリーンカラーと、現在にはない素材感が印象的。コンディションも極上のレアアイテム。6万8000円

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年7月号 Vol.363」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

「FIRST ARROW’s」秋の銀祭り。

  • 2026.10.10

ようやく暑さも和らいでオシャレが楽しめる秋の到来とともに、ファーストアローズから届いたこの秋にオススメのアイテムがコチラ。稲妻を模した「ライトニング」シリーズから定番品まで、お気に入りのアイテムとともに更なるスタイルアップを目指せ! Pendant メインとなるモチーフのチョイスはもちろん、単品なの...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

Pick Up おすすめ記事

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...