鮮やかな色使いや素材感は古着好きなら掘る価値あり! ヴィンテージのスポーツ系ウエアの市場価値は?

  • 2024.07.01

多様化するアメカジのなかでもスポーツブランドが手がけたアイテムや、ジャージ、チームジャケット、トレーナーなどスポーツにまつわるアイテムである「スポーツ系ウエア」が最近注目されている。と、いうことで現状をチェック!

定番のスウェット系よりジャージ系が今は狙い目?

古着に携わり50年以上。スポーツ系に限らず幅広いジャンルで愛好家も唸る名品を多数所有する成田亘さん。現在は「54broke(ゴーフォーブローク)」(東京都目黒区三田1-2-20 TEL03-6277-4269)で自身が集めてきた名品を販売。ファンなら一度は訪れるべし。最新情報はインスタをチェック

ここ1年ほど国内ではスポーツ系ウエアのヴィンテージシーンも活況の様子。ただ、定番のチャンピオンのパーカやスウェットなどは年代も古く程度のいいヴィンテージは品も少なく高騰気味で、今やコレクターズアイテムとなってしまった感もある。

そこで、ファンなら抑えておきたいのがジャージやジャケットといったアイテムだ。

「トレーナーやパーカは今やストリートファッションの定番アイテムになっていますが、少し変わったジャージやジャケットなんかもジーンズやチノパンなんかと合わせやすいし、他の人とは被らないしオススメですね」

とは、コレクター界で知られるヴィンテージウエア専門店「ゴーフォーブローク」の成田亘さん。スポーツ系ウエアといえば、単にジャージやスウェットというアイテムの種類だけでなく、チームウエアとして存在したアイテムの「個性的なチームカラーやデザイン」もポイントだそう。

「既製品にはない色使いやデザインがアメリカって感じでいいですよね。今後もさらに注目されて価格も上がってくると思うし、スポーツ系は着古されて状態がいいものがあまり多くないので、いい状態のモノに出会ったらゲットしておくのがオススメですよ」

市場価格を知る!

スポーツ系の中でもチャンピオンを筆頭にするスウェットはここ数年で再注目を浴びたことから’70年代以前の良コンディションのヴィンテージは品数も少なくかなり高騰気味。狙い目なのが今回紹介するようなジャージやジャケット系だ。スポーツ系はハードに扱われることも多いため、状態によって価格も大きく変わる。タグ付きのNOS(New Old Stock)やデッドストックといった未使用品ともなると数万円はザラだが、状態を気にしなければ1~2万円でも入手は可能だ。

1970年代 Continental Leisure Sports

野球のグローブなども作っていたコンチネタルレジャースポーツのジャージ。詳細は不明だがロングビーチのスイムクラブのジャージと思われる。タグのところにある「75」は年代なのか選手の背番号なのか。鮮やかな色使いとロングビーチというアメリカらしいデザインに成田さんが惚れ込んだ一品。参考商品

1960年代 CHAMPION

チャンピオンのコットン製スウィングトップ。ロゴとコットンの質感から1960年代と推定。色合いとナイツという文字とロゴからロサンゼルス・バプティスト・ハイスクールのものだと思われる。ロサンゼルスらしい色合いに加えて、タグ付きの未使用品という激レアモデル。9万8000円

1984年 Levi’s

こちらも1984年のロス五輪のアメリカナショナルチームジャージ。パイル地はバスケのマイケル・ジョーダンはじめドリームチームの面々が着ていたことでも知られ、こちらの方が人気が高い。カラーは全5~6色あるが青が風名。こちらもタグまで着いた激レアなNOS品。8万8000円

1990年代 Champion

刺繍の青タグが付けられていることから1990年代製と思われるチャンピオンのスウェット。フロントが前開きでもなく、トレーナーでもなくボタン留めのプルオーバーというあまり見られないデザイン。一捻り入れたい人にオススメ。ワシントン大学のカレッジプリントが施される。5万8000円

1960年代 Unknown

メーカーは不詳、1960年代製と思われるパーカ。ヴィンテージ好きには知られるホワイトスタッグのパーカに似ている。袖のワッペンからスタンフォード大学のチームジャケットと推察される。袖やフードの柄はハンドメイドのようでチームか個人でカスタムしたものと思われる。6万8000円

1950年代 FELCO Athletic Wear

ペンシルバニア州ハーシーにある名門スイムクラブの前身と思われる「HEARSEY SWIM CLUB」のチームジャケット。コットン製。上下セット。鮮やかなグリーンカラーと、現在にはない素材感が印象的。コンディションも極上のレアアイテム。6万8000円

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年7月号 Vol.363」)

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