オリジナルからカスタムまで、フォード・マスタングのことならおまかせ。
アメリカ車を得意としているマリンコーポレーションでは、自社で国外から直輸入した車両を数多く取り扱っている。中でもフォード・マスタングはこれまで数多く取り扱っており、マスタングに造詣が深いスタッフも多く在籍している。貴重なオリジナル車両から、カスタム車両、エンジンなどをアップデートした車両まで幅広く取り扱っている。
1969 FORD MUSTANG CONVERTIBLE
それまで巨大なボディに豪華装備を誇ったモデルばかりだったアメリカの自動車市場に、’64年のニューヨーク万博開催初日に合わせてデビューを飾ったフォードの小型スポーティカーがマスタングだ。ベビーブーマー世代向けの低価格な車両だったが、豊富なオプションと広告戦略、レース活動によるイメージアップで大ヒットを記録。後にシボレー・カマロやダッジ・チャレンジャーなどいわゆるポニーカーが発売されるきっかけとなった。長いアメリカ車の歴史の中でも、大きな転換点となった一台だ。
今回紹介するのは、ファーストジェネレーション後期となる’69年式のコンバーチブル。すでに生産から55年が経過しているため、たとえオリジナルコンディションを維持していたとしても、古さは否めない。そのためこの車両は、チューニングされた400馬力のニューエンジンとより新しいTREMEC T‒5型5速マニュアルトランスミッションに乗せ替えられており、より現代的で快適なドライブが可能だ。他にもパワーステアリングや、日本製のエアコンなども装着されており、オールシーズン快適に乗ることが可能だ。
ちなみにこの車両は’11年にマリンコーポレーションが自社で日本に輸入した時からずっと関わってきており、これまでの整備履歴などもしっかりと判明。安心して乗ることができる。
多くの人が気になるであろうアメリカンV8とマニュアルトランスミッションの組み合わせだが、予想に反して相性がよく、強大なトルクのおかげで驚くほど乗りやすい。V8のパワフルな加速感を直接感じるマニュアルシフトならではのあの感覚は、一度覚えてしまったら、忘れられないほど魅力的だ。
【スペック】
全長:4750mm
全幅:1830mm
全高:1290mm
ホイールベース:2743mm
エンジン:V型8気筒
排気量:5750cc
燃料供給方式:キャブレター
駆動方式:FR
乗車定員:4名
価格:880万円
【DATA】
マリンコーポレーション柏店+ファクトリー
千葉県柏市藤ヶ谷845-1
TEL04-7190-0260
営業/10:00~19:00
休み/火曜(祝祭日は営業)
マリンコーポレーション木場ショールーム
東京都江東区木場3-15-5
TEL03-5809-8115
営業/11:00~19:00
休み/月・火曜(祝祭日は営業)
https://www.marinmarin.com/
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年6月号 Vol.362」)
Text & Photo/D.Katsumura 勝村大輔
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