ワイルドに見えて実は絶妙にアレンジされた「WEARMASTERS」の万能トラウザーズ。

「WEARMASTERS」の[Heritage Trousers]は、シルエットのきれいさとコーデを選ばない汎用性の高さが売りの人気モデルだ。そろそろ夏に向けて生地を変えた[Summer Trousers]もリリースされるので、今月はこの万能トラウザーズについてじっくり紹介したい。

春夏コーデもコイツにおまかせ! Lot.344 Heritage Denim Trousers (9.5oz.)

3万800円

ミリタリーやワークのトラウザーズは、その武骨さや粗野な風合いが魅力ではあるが、シルエットや腰まわりのゆとり具合など、年代やサイズによってマチマチで選ぶのが難しい。基本的には太めのシルエットが多いが、穿くとインシーム側のラインがまっすぐ下に落ちなかったり、お尻まわりがしっくりこないなど、モノ選びが意外と難しい。そんな方にこそ穿いていただきたいのが、このWEARMASTERSのトラウザーズだ。

アトラクションズの西崎さんは、昔からトラウザーズが好きで、同じような悩みを持っていたため、試行錯誤の末にこのモデルを作り上げた。生地はもちろんだが、特にこだわったのがシルエット。足の形に左右されず、誰もがきれいなシルエットで穿くことができるように、腰まわりと内股のパターンを何度も修正し、裾に向かってテーパードしたきれいなストレートが実現した。Heritage Trousersの名のとおりクラシックな顔つきなのに、スポーティなコーデまで合う汎用性の高さが魅力だ。

横からのアングルも抜群にカッコイイ。このきれいなドレープ感もこのトラウザーズの醍醐味
この9.5oz.デニムの風合いからも、確実にいい色落ちにエイジングすることが感じられる

ディテールはクラシックなトラウザーズを踏襲している

トップはスナップボタン仕様。1950年代半ば頃からこのようなスナップボタン仕様が実在する。

フロントはボタンフライで、フライボタンはワークウエアに見られる2本爪のドーナツボタン仕様。

内股部分にマチが付くクラシックな仕様は、きれいなシルエットを生み出すためのポイントのひとつだ。

ウエストバンドに沿うようにコインポケット、フロント両サイドにはスラッシュポケットが付く。

バックポケットも極めてベーシックなトラウザーズの仕様を踏襲。後ろ姿も上品な佇まいだ。

ウエストバンドの内側にはクラシックさが際立つWEARMASTERSの刺繍ラベルが付属する。

裾はやはりダブル仕上げがオススメなので、ぜひお店で裾上げとダブル仕上げをしてもらおう!

誰が穿いてもカッコよくキマる!!

174cm・70kgで1サイズUPの34インチをチョイス。やや太めを短めの丈で穿くと、このトラウザーズのかっこよさが際立つはず!

Lot.411 Summer Trousers

WHITE
BEIGE
BLACK

(Linen) 各3万800円

Lot.720 Heritage Trousers

BLACK
BEIGE

(Cotton) 各3万800円

Lot.839 Summer Trousers

(8oz. Denim)3万800円

どんなスタイルでも合わせやすい万能さが魅力!

1.スウェットシャツを軸にしたスポーティなスタイル

Heritage Denim Trousersにカレッジプリントのスウェットシャツを合わせたコーデ。ジーンズと合わせるよりも上品な印象になる。革靴やブーツと合わせるのもいいが、スニーカー&キャップでよりスポーティさを引き立てた!

2.開襟シャツのクラシックスタイルにストリート感をプラス

Heritage Trousers (Black)と開襟シャツを合わせたコーデ。全体的に黒いトーンで統一しながらシャツの挿し色を強調。帽子がないと‘50s感が強くなるため、メッシュキャップとスニーカーでストリートでカジュアルな印象に!

3.春らしい爽やかさを引き立てたGジャンスタイル

リネン素材のSummer Trousers (White)を使い、GジャンにプリントTシャツを組み合わせた上品なアメカジ。涼しげなリネン特有の素材感を際立たせるため、Gジャンは青みの強いものや薄い色を選ぶと、春夏らしく爽やかに!

4.人気のウエスタンシャツは同色コーデで感度高めに!

リネン素材特有のネップ感とドレープ感が魅力のSummer Trousers (Beige)に同色系のウエスタンシャツをセット。インナーで色を挿し、バケットハットとレザーサンダルで上品なリゾートスタイルをイメージ。

【問い合わせ】
アトラクションズ
TEL03-3408-0036
https://www.attractions.co.jp/

(出典/「Lightning 2024年6月号 Vol.362」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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