V8エンジンではなくなったけど馬力は向上。
北米マーケットをメインに展開する日産の海外ブランドであるインフィニティのラインナップのなかでももっとも巨大なSUVになるQX80。堂々たるフルサイズボディにパワフルなドライブトレインとラグジュアリーなインテリアで、本家アメリカのラグジュアリー系フルサイズSUVと渡り合っている。
今回発表された2025年モデルはデザインに日本の伝統から発想されたデザインを多用するだけで無く、機能面ではインフィニティとしては初のプロパイロット・アシスト2.1が採用される。これは高速道路の走行でハンズオフドライブ(手放し運転)を可能にする日産の技術で、一部のグレードには標準で搭載される。
さらにアシスト面では運転による死角をフォローするフロントワイドビュー機能を世界初で搭載する。これはフロントのサイドビューの様子を車内のディスプレイに映す技術で大きなボディならではのドライバーからの死角を映像でアシストしてくれる。もちろん、駐車時に機能するアラウンドビューモニターも完備している。
気になるエンジンはそれまでの5600ccのV8エンジンから3500ccのV6ツインターボに。といっても先代よりもパワーアップし、450馬力を発生させる。
アメリカの人にとってはV8エンジンではなくなったのは残念なのかもしれないけれど、これも時代の流れ。
グレードは4種類がランナップし、価格は8万2450ドルからとアナウンスされている。最上級グレードのオートグラフでは11万ドル以上という高級モデルとしてのキャラクターは健在。アメリカでの発売は2024年の夏の後半を予定しているという。
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