着回すワードローブに選んだGジャンはコレ!
Levi’s®
一方の加工デニムには、リーバイスの70506をチョイス。4th(70505)のデザインを継承しつつ、ハンドポケットを備えたモデル。立体裁断ならではの身体にフィットする美しいシルエットはインナー使いに最適。2万9920円(セプティズ TEL03-5481-8651)
THE REAL McCOY’S
インナーに着回すワンウォッシュデニムとしてチョイスしたのは、ザ・リアルマッコイズのGジャン。1stの大戦モデルをはポケットフラップが無いのでインナー使いの際、内ポケット的に使えて便利なのだ。3万9600円(リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)
1.MA-1|王道アメカジをいまの感度で着こなす。
真冬のショート丈アウターとして人気のMA-1。1950年代初頭に登場した米空軍が誇るインターミディエイトゾーン用(10℃から-10℃まで)のフライトジャケットとして誕生し、その後のフライトジャケットの基本的なスタイルを確立。世界中の空軍にも多大なる影響を与えた。そして1980年代後半にはファッションとしてMA-1ブームが世界中で巻き起こり、今日に於けるベーシックな真冬のショート丈アウターとしてその存在を確率した。
【MA-1×ワンウォッシュデニム】スウェットだけだと単調だけどGジャンを挿すと“こなれる”!
フライトジャケットの大定番、MA-1はデニムと相性抜群。ジーンズと合わせるのもいいが、Gジャン×チノパンの方が、洗練されたアメカジを演出できる。全体的に綺麗めのトーンに仕上げたいなら、1ウォッシュがオススメだ。
【MA-1×加工デニム】MA-1とネルシャツの着丈の差をGジャンが繋いでくれる!
MA-1のような丈の短いブルゾンにネルシャツなどを合わせると、それらの着丈の差があって野暮ったく見える……。そんな時はGジャンをベストのように挿せばOK。色落ちGジャンにすれば、“着こなしている感”がさらに引き立つ。
2.VARSITY JACKET|スタジャンにはスウェットパンツがいまの気分!
バーシティジャケットとは日本で言うところのスタジャンで、米国の高校や大学のスポーツチームが、フェルトなどで作られた学校のイニシャルパッチを入れたお揃いのジャケットを着用したことに由来した名称。他にもアワードジャケットなどと呼ばれる。トラッドやアイビーなどのファッションの流れとして人気を博したアイテムで、一般的に身頃がメルトン、袖がレザーとなっているものが多い。レタードパッチや身頃と袖との配色など、バリエーションが豊富なのも特徴だ。
【バーシティジャケット×加工デニム】「古着好き」なオーラが漂うちょっとレトロな着こなし。
最近世界中でアメカジが流行しているが、特にセレブたちに人気なのがスポーティなスタイル。足元をスニーカーにするなら、色落ちしたGジャンを挿すと全体的に軽やかな印象をさらに引き立てることができるので試してほしい。
【バーシティジャケット×ワンウォッシュデニム】ちょっと上品に着こなす時は濃いGジャンにブーツがいい。
もともとスタジャンはアスレチックウエアなので、スウェットパンツと合わせるとかなりカジュアル。ちょっと上品に着こなしたい時は、濃い色合いのGジャンとブーツを組み合わせるのがオススメ! かなり落ち着いた印象になる。
3.DUFFLE COAT|インナーをレイヤードしてオシャレ度数をUP!
ダッフルコートの起源は旧く16世紀にトルコからポーランドへ伝わったツァマラという民族衣装がルーツ。19世紀中頃には欧州で流行、その後、第二次世界大戦時に英国海軍が防寒着として大量に採用。大戦後にその余剰在庫が民間へ払い下げられたことで広く流通し一般化。ダッフルコート特有のトグルボタンのデザインは、先史のツァマラの意匠を汲むものである。20世紀中盤以降には米国のアイビーリーガーなどが着用したことにより、今日ではファッションとしての側面が強い。
【ダッフルコート×ワンウォッシュデニム】上品にダッフルコートを着るならコート以外の色合いを統一する。
丈の長いダッフルコートの着こなしは、ニットなどのトップスに羽織って終わりということになりがち。そんな単調なスタイルは面白くないので、Gジャンを挿そう。インナーとパンツで色合いを統一すれば上品さもUPできる!
【ダッフルコート×加工デニム】いまの気分で着こなすならスポーティな要素を打ち出そう。
いまっぽく着るならやっぱりスポーティな要素をプラスしたい。基本的には白インナーを基調に色落ちGジャンを挿すといいのだが、今回はあえて’80年代らしい色(グリーン×パープル)を使って、いまっぽいレトロ感も加えた着こなしにした。
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年3月号 Vol.359」)
Text/T.Miura 三浦正行、A.Shirasawa 白澤亜動 Photo/N.Suzuki 鈴木規仁 Styling/T.Kaneda 金田太朗
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