アンリミテッドの歴史は2代目TJラングラーから。
先代のYJから生まれたジープ・ラングラー。その2代目として1996年に生まれたTJラングラーに設定されたのがアンリミテッドの始まり。これは通常のラングラーでは2370mmのホイールベースを2630mmまで延長したLWB(ロングホイールベース)バージョンに付けられたモデル名だった。もちろん、凸凹の悪路での走破性ではショートホイールベースモデルに軍配は上がるけれど、居住性や高速安定性などをラングラーに求めるユーザーたちに向けて設定された。

JKモデルで生まれたラングラー初の4ドアモデルがアンリミテッドに。
ダイムラー・クライスラーの元でモデルチェンジした3代目であるJKラングラーには歴史上初めて4ドアモデルが設定された。この4ドアモデルは通常の2ドアモデルよりもホイールベースが延長されていることからアンリミテッドという名前を継承。逆に2ドアモデルはショートホイールベースのみになり、ホイールベースの長さというよりも、ドアの枚数で差別化された。

現在アンリミテッドの名前はアメリカでは採用されていない。
第4世代になる2018年式からデビューするJLラングラーから本国アメリカではアンリミテッドの名前は採用されず、単に2ドアおよび4ドアモデルとしてモデルチェンジした。ただ、日本の正規輸入車は4ドアモデルにアンリミテッドという名前を現在も継承している。アメリカでは無くなったモデル名なので、アメリカでアンリミテッドといえばJKラングラー以前の年式だと思われるのであしからず。

気になるボディサイズと後悔しない中古車選びやカスタムは?
アンリミテッドモデルは本国アメリカよりも日本の方がメジャー。一人一台のアメリカでは2ドアモデルも人気だが、日本では逆に4ドアモデルのみが販売されていたりと文化が違う。やっぱりジープは2ドアでしょという生粋のジープ愛好家もいるけど、普段使いであれば4ドアモデルの方が使い勝手は良い。
正規輸入がされているモデルなので、右ハンドル仕様だし、日本国内でも多くの中古車が流通しているので探しやすいアメリカ車のひとつかと。気になるボディサイズは全長4870×全幅1895×全高1845mmとアメリカ車ながらコンパクトなのもうれしい。
さらにラングラーはアメリカに多くのカスタムパーツが存在するので自分好みのスタイルにカスタムすることも可能。日本ではあえてアメリカ本国仕様にカスタムしたりするのもあり。
中古車選びはきっちりメンテされた記録のある低走行距離車が理想。それだけでなくジープを得意とする専門店に相談するのがおすすめだ。

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