今回は、グラッドハンドの橋本さんが所有する「1966年式シボレー・エルカミーノ」をキャッチアップ。アメリカ旧車ならではのセダンピックアップの楽しみ方を教えてもらう。
いつかは乗りたかったという1966年式エルカミーノ。
アメリカ車のなかでも他の国のクルマには少ないセダンピックアップというスタイル。これはセダンのボディ後方にピックアップトラックのベッドを組み合わせ、乗用車のような乗り味のピックアップトラックというスタイルのこと。
アメリカでは1950年代に生まれたスタイルで、これは1980年代まで存在した実にアメリカらしい車種で、ワーカーだけでなく、カウボーイやサーファー、それにあえてストリートで乗用車として乗るなど、広くアメリカ人に受け入れられたスタイルだった。
普段からインディアンに乗るなど、旧きよきアメリカ文化が生活の一部になっている橋本さんも、クルマに乗るなら旧いアメリカ車、それもエルカミーノがずっと憧れだったという。
「もともとエルカミーノは乗ってみたいクルマで、いろいろ調べていくと、僕的には1966年式のデザインが一番いいなと思ってました」と昔からエルカミーノは大好きな車種だった。
このクルマとの出会いは最近。知り合いのカーショップがアメリカからこのクルマを輸入し、自身で乗ろうと思ったところ、違うクルマを所有することになって、このクルマを「飽きたら譲ってください」と言っていた橋本さんに「乗らないか?」という打診があったという。
「ずっと乗りたいと思っていた年式だったので即決しました」というのがこのクルマに出会えてストーリー。
欲しいクルマがあれば周りの人に言っておくのは大事なことで、そのおかげで理想の年式に出会うという縁に恵まれた。
現在は手に入れたときからほとんど手を入れていないので、この猛暑の東京でもエアコンはないというストイックな仕様。といっても長く乗ることを前提に手に入れたから、こつこつとアップデートをしていきながら、理想のクルマに仕上げていくことが今後の楽しみになったという。
アメリカではリペアパーツからカスタムパーツまで豊富にそろうエルカミーノだからこそ、手に入れてからの楽しみがあるのも特権。今では仕事からプライベートまで、このエルカミーノが大活躍している。その低く身構えたフォルムで今日も東京の街を走っている。
▼ シボレー・エルカミーノのスタイリングはこちらの動画でチェック!
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