【クルマ専門店ガイド】関東屈指のボルボ240専門店「ファーストカーセールス」|千葉県野田市

  • 2023.10.23

日本全国にあるクルマの専門ショップ。特定のメーカーを専門に扱うなど、個性的なショップも存在する。千葉のFIRST CAR SALESは、スウェーデンの名車ボルボ240を数多く扱うショップ。そんなFIRST CAR SALESを、おすすめの車両をピックアップしてともに紹介する。

グッドコンディションのボルボ240が並ぶ、メンテナンスもおまかせの専門店。

ファーストカーセールスで20年以上働くベテラン店長の大久保さん。ボルボ240が現役だった時代から現在までボルボ240を専門に取り扱ってきたノウハウ豊富なエキスパートだ

おしゃれなスタイリストやフォトグラファーなどが乗っているイメージが強い外車といって頭に浮かぶのがスウェーデンのメーカー「ボルボ」だろう。特に240は’74年から’93年にかけて長期間製造されたロングセラーモデルであり、質実剛健という言葉がしっくりとくる頑丈な作りが特徴。今でも多くの人に愛され、現代の交通事情でも普通に日常使いできるクルマなのだ。

千葉県にあるファーストカーセールスは、そんなボルボ240が現役の頃から取り扱っている専門店。豊富な知識はもちろん、世界中のコネクションを駆使して各種パーツも入手可能。自社工場を完備し、240に精通したメカニックがメンテナンスや整備を担当する。

1993 VOLVO 240 GLE ESTATE

ボルボ240はスクエアなボディデザインに、2.3リッターのフロントエンジンリア駆動のFRレイアウトの恩恵で車格の割には小回りが利き、素直なハンドリングが楽しめるのも特徴だ。また長いボルボ240の歴史の中で、最後期となる`92年モデル以降にはABSやエアバッグといった現代的な装備が備わっていて、さらに`93年モデルはエアコンガスがフロンガスではなく代替ガスに変更されている。

スクエアなボディデザインゆえにコンパクトに見えるが、実は全長4.7m以上あり、3ナンバーとなる。リアのオーバーハングもかなり長い

ここで紹介する`93年式のエステートは、一説によるとクラッシャブルゾーンを確保するために全長が長くなった結果、車格の割にかなり大きなラゲッジ容積を持つことになり、世界的に大ヒットしたといわれている。またシンプルな機構と質実剛健な作りゆえに、故障も少なく、今でもアウトドア好きなどに人気のモデルとなっている。全長は日本の小型車枠を超えて4780mmとなるため、3ナンバーとなる。

こちらの個体はメタリックの入ったワインレッドのボディカラーにヨーロッパ車らしいベージュのファブリック内装は驚くほど状態も良く、車内も明るい雰囲気だ。

ディーラー車ゆえに右ハンドルでオートマチック、安全装備もしっかりと備わるボルボ240は、今でもファミリーカーとして十分通用するだけのポテンシャルを秘めた一台と言っていいだろう。

スクエアだが、決して古臭さを感じないダッシュ周り。4本スポークのステアリングにはエアバッグを装備する
エンジンは直列4気筒の2.3リッターでインジェクショ ンで制御する。これに4速オートマチックの組み合わせ。FRレイアウトの恩恵で車格の割には小回りが利き、ハンドリングは素直な特性なのも特徴のひとつだ
明るいベージュのファブリックシートは30年前のクルマとは思えないほど状態も良く、車内も明るい雰囲気。ドアパネルやカーペットもベージュとなる
ボルボ240のヘッドライトは初期型は丸目だったが、その後角目四灯を経て最終的にこのような異形角目ヘッドライトとなった
コーナーポールはおそらく新車当時に装着されたディーラーオプションで先端がボルボマークになっている
ラゲッジスペースはタイヤハウスの出っ張りも少なく、かなり広く使い勝手も抜群。リアシートは可倒式でフルフラットになる仕組み
レトロな雰囲気を演出しているのはブラックペイントのスチールホイールで、クロームのトリムリングとハーフハブキャップが備わる

【スペック】
全長:4780mm
全幅:1710mm
全高:1500mm
ホイールベース:2650mm
エンジン:直列4気筒
排気量:2310cc
燃料供給方式:電子制御インジェクション
駆動方式:FR
乗車定員:5名
価格:ASK

1993 VOLVO 240 TACK

ボルボ240というとワゴンボディのエステートのイメージが強いが、本誌が今おすすめしたいのがセダンだ。

世の中からカクカクした四角いセダンが消滅して久しいが、ボルボ240セダンは、今では一般的になったシックスライトウィンドウ(リアドア後部のCピラーにも窓があるスタイル)のキャビンを早くから採用したお手本のようなセダンボディで、車内は窓の面積が広いため非常に明るくリアシートの居住性も高いのが特徴。

直線的なデザインでお手本のようなセダンのボディは、6ライトウィンドーキャビンを採用。ワゴン同様かなり全長が長くリアシートの居住性も良い

ちなみにボルボ240には`81年にターボエンジンを搭載したボルボ240ターボが登場。このセダンは欧州ツーリングカー選手権に登場した際、そのスクエアなボディから「フライングブリック(空飛ぶレンガ)」と呼ばれたそうだ。

ここに紹介するのは`93年式というボルボ240の最終年式のセダン。最終モデルとはいえ、今からちょうど30年が経過していることになる。紺色のボディはもちろん、ブルーファブリックのインテリアも驚くほどコンディションが良く、走行距離も8万キロという驚愕の個体だ。

エンジンやトランスミッションは先に紹介したワゴンと同じ2.3リッター直4+4ATの組み合わせとなる。

エンジンは2.3リッターの直列4気筒で4速オートマチックの組み合わせ。しっかりと整備されていれば今でもしっかりと走るユニットだ

日本国内に存在するボルボ240は、圧倒的にワゴンが多く、人気もワゴンの方が高い。そのため数の少ないセダンながら状態の割に比較的リーズナブルに入手できるのもポイントだ。トランク容量も広く、荷物は十分積めるので、あえてのセダンという選択もアリなのだ。

リアビューはセダン独特のデザイン。セダン専用デザインのコンビネーションランプもスクエアなデザイン
フロント周りはワゴンと共通のデザインで、異形角形ヘッドライトと、縦格子に製鉄を意味するボルボエンブレムが配置されたラジエターグリルを持つ特徴的なデザイン
当時らしいシンプルな運転席。シートにスレや傷みは見られず、色焼けもほとんどない。恐らくガレージ保管されていたものと推測できる
リアシートもあまり使われていた形跡がなく、新車同様。センターに格納式のアームレストが備わる。リアドアの窓は手巻き式で日本仕様ではTACKのみとなる

【スペック】
4780mm
全幅:1710mm
全高:1450mm
ホイールベース:2650mm
エンジン:直列4気筒
排気量:2310cc
燃料供給方式:電子制御インジェクション
駆動方式:FR
乗車定員:5名
価格:272.8万円(税込)

【DATA】
FIRST CAR SALES
千葉県野田市山崎1911-2
TEL04-7125-5171
営業/10:00〜18:00
休み/水曜
https://www.volvo240.jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部