ご機嫌なバギーで、どこに行く? 砂漠よりも海岸が似合う空冷バギー。

砂漠を駆け抜けるために誕生したVWベースのデューンバギー。生まれはカリフォルニア。だからサーフシーンがよく似合う。そんなバギーを、空冷のフォルクスワーゲンをベースとしている、車両のディテールとともにチェック! 太陽の下、フルオープンのデューンバギーでどこに行こうか? 

オープントップで、カリフォルニア気分。

このクルマのベースとなったのは空冷のフォルクスワーゲン。そのフロアパンを短縮加工して、DUNE RUNNERというメーカーのバギーボディを取り付けたのがコチラ。もちろんRR駆動でエンジンはボディ後部からはみ出している

太陽の下で輝くゴールドのボディ。このデューンバギーはムーンアイズの車両で、読者の中にも見たことがある人は多いのでは?

ウェーブハンターが誕生したのは’99年のこと。ある時ムーンアイズが手に入れた空冷VWベースのデューンバギー。でも、こんな素敵なクルマをムーンが放っておくはずがない。グッと車高を下げて、太いタイヤにはお決まりのムーンディスクを装着。ピンストライプはもちろんスギサックの手によるもの。こうしてビーチバギーをコンセプトに制作されたウェーブハンターは、各地のイベントに遠征したり、エリア1の前に展示されたりとまさにムーンアイズの顔として活躍してきた。

そんなウェーブハンターも誕生してから20年以上が経過し、メタルフレークの塗装もかなり退色してしまった。そこで2021年にボディ全体のリニューアルを敢行。塗料は以前よりも若干色の濃いハウスオブカラーのゴールドをチョイス。’99年の制作当時に関わったスギサックがレタリングやピンストライプを入れ直し、見事復活を遂げたのだ。

サーフボードを積み込んでビーチ沿いをドライブするなんて最高じゃない? 乗った瞬間、気分はもうカリフォルニアだ。

コンパクトなボディだけど、何とコイツは4シーター。家族や仲間と4人で乗ったら楽しすぎるでしょ! リアシートにサーフボードを搭載する姿もよく似合うのはこのクルマの特権

ベースは空冷のフォルクスワーゲン。そのディテールをチェック!

本来は日除けを兼ねた簡素な幌が備わるDUNE RUNNERだが、WAVE HUNTERは幌を外して完全なオープン状態に。ドアもなく驚くほど開放的。ビーチなら水着で乗るのはいかが?

ワンピースのボディゆえにフロントフードはなく、ボディ左前にガソリンの給油口が剥き出しになっている。車体前にはチューブパイプ型のバンパーが備わる。

ドアがなく、シート脇は大きくピンストライプが入るボディがえぐれている。乗車の際はここをまたいで乗り込む。ピンストライプの美しさにも注目だ。

リアもエンジンフードはなく、ボディ下にエンジンが剥き出しに装着されている。エンジンはライトチューン程度だが、ボディが軽いので驚くほど軽快に走る。

助手席側のパネルにはワイルドマンがドローイングしたMOON BUGGYとWAVE HUNTERのレタリングが入る。

ここだけ見たらまるでドラッグマシン!? ムーンディスクを装着したホイールと太いタイヤ。こういったキャルルックな要素はムーンアイズならではのスタイル。

ダッシュにはウッドパネルが装着され、ここにムーンの各ゲージが並ぶ。シフトノブやサイドブレーキレバーもウッドで統一。

【DATA】
MOONEYES Area-1
神奈川県横浜市中区本牧宮原2-10
TEL045-623-5959
営業/10:00~19:00
https://mooneyes-area1.com/

(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

Pick Up おすすめ記事

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。