山根新世界のポップな手描きアートTシャツ。

ジャパンデニム界では知らぬ人はいない山根英彦さんが新たに手掛ける店「山根新世界」の看板商品が手描きTシャツ。Tシャツをキャンバスに、特殊インキで描く独創的なイラストはかなりのインパクト。もちろんひとつとして同じものがない1点ものに、いま注目が集まっている。

デニム界の雄が新たに手掛けるインパクト大のアートT。

山根英彦さん|ジャパンデニムのクオリティの高さを世界に知らしめたデニム界の雄。2023年に自身がオープンさせた大阪・新世界のショップ「山根新世界」では、店主自らTシャツに特殊インキでイラストを描く姿を見ることができる

長年、デニムをキャンバスにカモメペイントを描いてきた山根さんが2023年、大阪・新世界にオープンさせた「山根新世界」。関西の中でも歴史のある旧い繁華街として知られるこのエリアは、昔ながらの飲食店が軒を連ねるノスタルジックな街。

土地柄、国内外からの観光客で連日賑わいを見せるが、ことファッションに関する店は皆無。新世界にお店を出してみたかったという山根さんの想いが叶った場所は創業120年を超える朝日劇場の一階。「YAMANE JAPANESE DENIMS」の大きなサインボードが目印だ。その山根新世界の看板商品として、いま売れ行き好調なのが、山根さんが特殊インキでTシャツに絵を描くポップな?アートTだ。

自身の似顔絵を筆頭に、イヌ、ネコ、トラなど、モチーフとなるものは特に決まりがなく山根さんが気分で描きあげる。独特なタッチと配色は下書きなどなく描きながら決まる

「手描きのTシャツ評判ええで。世界中どこを探しても店主が自分の店のなかで絵を描いて売っている店なんてないやろ? 絵のモチーフは、基本、朝起きた時に今日はあいつ描いてやろうとか、パッと思いつくねん。完全その日の気分やな。外国人のお客さんが買ってくれるのは嬉しいな。“ジャパニーズポップアート!”言うて買うて行きはるねん」

特殊インキによる手描きアートTを新境地とし、次は東京店。そして海外進出⁉ 山根さんの活躍の場はまだまだ拡がりそうだ。

手描きペイントTは山根新世界の看板アイテム!

「こわいおっちゃん」

「新世界の居酒屋行くと大概いたはる、怖いおっちゃん。ほんまは優しいねん」3万800円

「ITAKURA」

「友達やら、知り合いの顔勝手に描いたんねん。ほんで、そいつに売りつけたんねん」2万9400円

「BIRD MAN」

「琵琶湖平安樓の庭に飛んで来る、セキレイゆう鳥、人懐こい鳥で、かわいらしいねん」1万9800円

「TORAHIKO」

「ネコの顔描いて、黄色と黒で色つけたら、虎になるゆうことに気がついた5月のある日」1万6500円

「BALL MAN」

「ゴルフ場の池やら山の中にある、ロストボールのお化け!イメージして描いたった」1万4300円

「MIKI INU」

「昔からの常連の三木さんがこーてはる柴犬、モデルにさせてもらいましてん」1万8700円

【DATA】
山根新世界
大阪市浪速区恵美須東2-1-26
TEL.090-1400-2023
休み/不定休
yamaneart.base.shop

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年8月号 Vol.352」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

Pick Up おすすめ記事

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。