ヴィンテージバイヤーが早朝から押しかける、全米最大級のフリマ。
ローズボウルという名前は、ライトニング読者の方なら誰もが聞いたことがあると思うが、これはフリマの名前ではなく、正確にはスタジアム名。つまりスタジアムの周囲で開催されるので、通称ローズボウルなのだ。例えるなら、関東で有名な味の素スタジアムのフリマを“味スタ”と呼ぶのと同じである。
個人的には久しぶりのローズボウル。しかも今回は、CLUB-Lightningのサイトで販売するアイテムの買い付けも出張の目的のひとつだったので、朝8時から行くことにした。
ちなみにプロのヴィンテージバイヤーは夜明け前に来て、明るくなる頃には仕事を終えてのんびり過ごすことがほとんど。そのため、入場時間によって料金が異なる。当然朝早い方が高い。我々が行った朝8時もまだ料金は高い時間帯なので、これは絶対何かしら買い付けせねば……。買い付けたものは近日中にCLUB-Lightningで販売開始する。
ローズボウルで気になったアイテムをピックアップ!
軍モノはやはり多数発見できた。中には4thのファティーグJKTのデッドストックが$100で並ぶブースもあった。今思えば買っておけばよかった。
ヴィンテージのオイル缶はディスプレイにもオススメ! 特にガレージを持っている方にとっては喉から手が出るほど欲しいはずだ。
買うかどうか超迷ってパスしたこちら。販売用としては難しいので、個人的に欲しかった……。このヤレた風合いがたまらない。
ヴィンテージの看板などが山ほど売られているのもローズボウルならでは。現地に住んでいたら絶対買うのだが、日本へは送料が……
コントラクター表記のないラベルが付くA-2のヴィンテージを発見。出店者の親族が着ていたものらしい。カスタムペイント入り。
’70年代のキャラクタープリント入りのグラスもいつの間にか高騰。特にスヌーピーはかなり値上がり気味でもう気軽には買えないね。
1920年代のアスレチックコート。ウール素材でブラック×オレンジストライプという配色も抜群だけど、価格はかなり高額で断念。
この1920年代のウールスウェットはInspirationでも見た気が……。そう同じディーラーのブースでした。つまりいい値段です(泣)
ネイティブアメリカンのヴィンテージはジュエリーだけでなくラグまで揃う。名作家のものでなければお手頃価格なものも発見できる。
アメリカのフリマは出店者のクルマも要チェック。こちらは1970年のシボレー・エルカミーノ。これで運んでくるのがイケてる!
(出典/「Lightning2023年6月号 Vol.350」)
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