装填と排出に着目した、撃てないトイガン。
「弾の出ない」トイガンと言っても置物のようにただ眺めて楽しむだけではない秘密が隠された、興味深いモデルだ。
その最大の特徴は、弾を撃てないかわりに、薬きょうの排出とブローバックのプロセスを実際にシミュレートしたギミックを持っているということ。つまり、「弾を装填する」「薬きょうを排出する」という、“撃つ前”と“撃った後”のリアルな作動を楽しめるというモデルなのだ。
「そこを追求してくるか!」というマニアックなコンセプトに加え、弾を発射せず、作動にガスや火薬を使わないため人体に害を及ぼさないという安全面にも配慮したコンセプトが新鮮。
実際にコッキングさせトリガーを引くと、一発ごとに薬莢が飛び出してくるのが「らしい」雰囲気でとても楽しい。装填から排出までのギミックだけでも、大人から子供まで“おおー!”と心躍らされるモデルだ。
UDL toy GLOCK type
銃らしからぬ「水色」が斬新で、予想外に可愛らしい雰囲気のモデル。手に持った感じは非常に軽くて握り心地もいい。ギミックの動きもスムーズで、値段の割によくできている。2900円(amazon価格)
HORA. M9A1 type
顎の下側にレールがついているので、これはM9A1がモチーフか。ズシリとした重さが特徴だが、金属パーツが多様されているわけはなく、外観ではバレルに金属が使われている程度。マットな質感のカラーリングも含め、リアル嗜好な人におすすめ。6200円(amazon価格)
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)
Text/T.Hasegawa 長谷川貴洋 Photo/H.Yoda 依田裕章
関連する記事
-
- 2024.04.08
脱力したようなツラがツボで、ついハマる。「mojojojo」の手縫いのぬいぐるみ
-
- 2024.04.04
もしも、超人が実在したら…? 『キン肉マン』に魅せられた男