イメージしたのはアメリカのウエストコースト! 西海岸風クラシックジープ。

我々が青春を過ごした’90年代も気づけば30年も前のこと。その頃に流行ったクルマは、ネオヴィンテージと言っても大袈裟ではない。そんな’90sを象徴するチェロキーをよりクラシックに仕上げた個体を紹介する。オーナーはモトの本池良太さん。ジープ・チェロキーに独特なカスタムを施した、西海岸風のネオクラシックジープだ。

「MOTO」プレス/企画・本池良太さん|1981年生まれ。鳥取県出身。カリフォルニアに留学した後に、父であり創業者でもある本池秀夫氏のモトに合流。現在はデザインからディレクションまで手掛ける。愛車に関するインスタグラムを開設。@neoclassic_jeep

カリフォルニアの空気感を表現した爽やかなツートーンカラー。

’90年代にティーンネイジャーであった今の30〜40代は、その頃アメリカ車に憧れた人も多いだろう。ちょっとコワモテな人たちが乗るシボレーのアストロやカプリスワゴン、そしてジープ・チェロキーあたりが憧れの的だった。そんなジープ・チェロキーに、独特なカスタムを施してネオクラシックカーとして仕上げたのが、モトの本池良太さんだ。

日本市場に向けて、この1993年モデルから右ハンドル車が投入された。また‘91年より4リッターの新型改良エンジンを搭載しているので、現在の道路事情でもストレスなく運転できるそう。この日の良太さんは、モーターのフィッシュテールコートを着用

「中学生の時に公道で走っているチェロキーの二代目となるXJ型を見かけて、日本車にはない角張ったフォルムと、アメリカ車らしいエクステリアに驚いたことを今でも覚えています。

約1年前に活動拠点を東京から、本社のある米子に移したことをきっかけにクルマを探しました。山陰は雨も多く雪も積もるので、アウトドアも楽しみたいし、学生時代からXJに乗ってみたいという思いがあったので、チェロキーの購入を決めました。

’90年代以前の旧車が軒並み上がっていますが、まだ高騰しておらず、手が出しやすかったのも決め手でしたね。大阪にある専門店に、“西海岸風ネオクラシックジープ”をテーマに細かい仕様書を自身で作成して渡しました。

最大のポイントは、ミントブルー×ホワイトのオールペン。職場や住まいが海の近くだということもあり、住んでいたこともあるカリフォルニアの空気感を表現しています。他にも希少な当時の純正クロームメッキパーツを多くカスタムしている点も気に入っています」

週末は野外に行くことが多く、親交のあるオールドマウンテンのキットでカスタムしたカーミットチェアなどを積載
愛犬であるフレンチブルドッグのふぅちゃん。休日は愛犬とパートナーを連れて出かけることが多いため、すっかり乗りなれている

1993 JEEP CHEROKEE XJ LIMITEDのディテールを紹介!

ワゴニアのスポーツモデルという立ち位置でスタートしたチェロキー。2代目となるXJ型は1984年にリリースされ、日本でも大ヒット。上級グレードであるリミテッドで、この年式ならではのベージュの内装もポイント。

このXJ型のジープ・チェロキーといえば、この角張ったフェイスデザインとクラシックなクロームのグリルが個性的である。

クラシック感を出すために窓はクリアに。このXJは、2代目として1984年に発売されたのでレトロなリアデザイン。

ウッドパネルを中心としたクラシックなインテリアは、現行車にはない趣のある雰囲気。時計はダルトンのものをカスタム。

サイドのウィンカーをクリアにすることでスッキリとした印象に。またカイザー時代のジープのエンブレムをカスタムしたのもポイントだ。

現在ではなかなか見つけることができる純正のクロームメッキのドアハンドルを運良く発見。これだけでレトロな印象になるから不思議。

苦労して探したというフロントガラスのメッキトリムはオリジナル。その他にライセンスランプフィニッシャーも純正クロームパーツにしている。

(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

世界中で探し求める最上の素材。「THE FAT HATTER」秋冬コレクションをクローズアップ!

  • 2026.10.07

日本が世界に誇るハッターであるTHE FAT HATTERの秋冬コレクションをクローズアップ。今回のシューティングでは、それぞれの正義や美学をぶつけ合う場に向かう男たちを表現。彼らの強い決意と威厳を表現したような力強いハットが、精悍な雰囲気を醸し出している。ハットの良し悪しを大きく左右するフェルトは...

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

世界中で探し求める最上の素材。「THE FAT HATTER」秋冬コレクションをクローズアップ!

  • 2026.10.07

日本が世界に誇るハッターであるTHE FAT HATTERの秋冬コレクションをクローズアップ。今回のシューティングでは、それぞれの正義や美学をぶつけ合う場に向かう男たちを表現。彼らの強い決意と威厳を表現したような力強いハットが、精悍な雰囲気を醸し出している。ハットの良し悪しを大きく左右するフェルトは...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

ネイティブアメリカンの美しき手仕事。伝統を守りながらもモダンな表現を得意とする現代作家を紹介!

  • 2026.10.08

ネイティブアメリカンのヴィンテージや工芸品を通して、彼らのカルチャーを伝えるCORNERS。今回は伝統的な手法を守りながらも、モダンな表現を得意とする現代作家をピックアップ。もの作りが乏しくなった今の米国だからこそ、余計に強く輝いているのだ。 Pamela Brown 1868年から続くナバホ族の織...