阪神淡路大震災のニュースを見て、もう一度本気で防災を考え始めました。
1995年1月に起こった阪神淡路大震災の当時のニュースが、ここ数日多くの番組で取り上げられていた(この原稿を書いているのは1月下旬)。誰も予期しなかった阪神淡路大震災のような大地震は、今後、日本各地で起こる可能性が高いというものだった。
コロナ禍になり、これもまた予期しない災いが世界中を震撼させた頃、いつ何時何が起こるかわからないと恐怖を覚え、自宅に何か用意しておかなければと、数年前のこの連載記事「エディターズピック」でも同じようなことを言っていたことを思い出す。
では、実際になにか行動に起こしたかと言われれば、お恥ずかしながら「まったく何もしていません」というしかない(ものすごく反省)。もう一度、防災について真剣に考えてみようと思わせてくれたのが、前に知り合いからいただいたドベルグ×バードの防災キットだった。
工具箱のようなゴツいデザインのケースの中に、必要最低限の防災グッズが付属しているという便利なキット。数年前に防災道具を集めようとしたとき、何をどう集めていいのかわからず挫折してしまったのだが、とりあえずこれさえ持っていれば、なんとかなりそうな気がする。
約1㎏と軽量で、枕元に置いておけるコンパクトさ。ハンドル付きで持ちやすいのもポイントが高い。デザインもいいから玄関先など表に出しておいてもインテリアになるのもいい(表に出しておけば、素早く持ち運べるしね)。なんとなくだけれど、これをスターターとして、スニーカーや靴下、上着といった用意しておいた方が良さそうものが連想できるようになった。あとはこれまで重かった腰を上げるだけ。そう考えると、防災グッズのもの選びもやっと始められそうだ。
(出典/「Lightning 2023年3月号 Vol.347」)
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