そんな昨今、第一次古着ブーム世代はもう立派な大人(アラフォー、アラフィフ)。家族持ちも多く、そんな人たちに注目されているのがキッズヴィンテージの存在だ。小さくディフォルメされたヴィンテージもなかなかの雰囲気なのである。
今や古着の世界ではキッズサイズも見逃せない。
もともとヴィンテージ愛好家のなかにも、キッズサイズのみをコレクションするコアな人は存在していたが、ここ最近ではいわゆるかつての古着、ヴィンテージ世代が40~50代になっていることも手伝って、自分の子供たちに着せたくて古着を買ったり、友人の子どもにちょっと変わったプレゼントをしたくてキッズヴィンテージを選ぶといった現象も珍しくなくなった。
キッズ古着の魅力は、もちろん古着としての風合いだけでなく、小さいサイズにディフォルメされたかわいさや、子どもが成長して着られなくなっても、コレクションしやすい(クローゼットにコンパクトに入ってくれる)など、いろいろな理由で盛り上がっている。
キッズヴィンテージの魅力とは?
原宿でアメリカのスポーツカジュアルをメインにオリジナルから古着まで扱うBUDDY(バディ)では、最近、アメリカで買い付けてきたキッズヴィンテージのセレクトにも力を入れている。スタッフに聞くと
「キッズサイズの古着は自身のお子さんたちに買うだけでなく、プレゼント需要もありますし、ヴィンテージ好きな人がミニチュア感覚でコレクションとして手に取る人もいますね。キッズといっても大人サイズと生地や作りはほとんど変わらないので、小さくても古着の風合いはしっかりとあるので侮れません。古着好きはもちろん、古着ならではの一点物感もあるのもおもしろさだと思います」と。
いわゆる一般的なヴィンテージ古着は今や高嶺の花。キッズサイズであれば時代が古くても手に取りやすいプライスのものもまだまだあるし、今では稀少なアメリカ製のアイテムもたくさん出てくる。なかには稀少な当時のデッドストックが入荷することも。
実際に見ていくとキッズならではのデフォルメ感が独特で魅力的。王道の古着とはちょっと違う方向性だけど、そこに目をつけた愛好家たちで、今後ますますキッズヴィンテージの人気は高まっていきそうだ。
いわゆる王道古着のキッズ版がごろごろと。
幼少期から古着の英才教育(!?)ができるラインナップ。
古着に抵抗が無い世代はもちろん、他とは違う服装を子どもにさせたいという大人たちに多くの選択肢を教えてくれるキッズヴィンテージ。
実際に着倒して風合いが出てもカッコいいアイテムを中心にセレクトしているので、例え子どもが成長して着られなくなっても、そのままコレクションもできるという第2の楽しみ方が待っているのも魅力のひとつ。
今までとはちょっと違う古着へのアプローチであるだけでなく、子どもに古着の英才教育だって可能。キッズヴィンテージのおもしろさはますます拡散していきそうだ。
【DATA】
BUDDY
東京都渋谷区神宮前2-20-12-1F
営業時間:12時~20時 無休(年末年始を除く)
TEL03-5848-8450
http://www.buddy71.com
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