【昭和のガチャガチャ】80年代ガチャガチャの中身はパロディものの宝庫!

  • 2023.02.21  2023.02.02

昭和の子供たちにとって、放課後の遊び場所は駄菓子屋。目的は10円から買えるお菓子と、店先に置かれているカプセルトイの販売機、通称「ガチャガチャ」だ。そのガチャガチャのなかでも、異彩を放っていたのが「コスモス」である。

コスモスの特徴は、“似ているけど、何かが違う”というところ。例えば、「ダンガム」「ブタニクマン」、そして「なめるなよ」など。子供たちに人気が出たアイテムがあれば、それを似せて素早く商品化するというスピード感から、瞬く間にシェアを拡大していった。

そこで日本一のコスモスコレクターであるワッキー貝山氏のコレクションの中から、80年代のニオイを感じるパロディものや、あのブームを象徴するアイテムまで紹介する。

ワッキー貝山|1970年宮城県生まれ。タレント、役者として地元・仙台を中心に活躍。小2からガチャガチャにハマり、現在10万個以上のグッズを所蔵している

1.少年警察手帳

内ポケットから出して、警察ゴッコを興じた。中はプロフィールを書くだけで素っ気ないが、桜の代紋風マークはカッコよかった。

2.キャッシュカードレプリカ

とにかく大人になりたかった。カードを持つという事も立派な大人に見えた。同サイズのラミネート加工カードは大人の重みがあった。

3.工具ネックレス

実用的ではないミニ工具。何も直せないし、切れない。チェーンを付けて「工具ペンダント」流着用するのが恥ずかしい。

4.授業中睡眠許可証

これは欲しいと思ったもんだが、ここぞの時に「先生、これ」なんて出しても、許してもらえないのだが

5.君も高橋名人になろう 養成ボタン

カウント機能は付いていない。ただ連打するだけのもの。1 秒間に 16 連打対決。きちんと計測係を 立てないと喧嘩になる可能性大。

6.忍者手帳

超ミニサイズの豆本。図解入りで忍者の格好や極意が書かれている。この小ささには、印刷と製本技術の高さを感じる。

7.宇宙食

その正体は、当時流行り始めた「かいわれ大根」。3日位で育つのはまさに宇宙 レベル。ドキドキしながら食べたものだ。

8.一万円札シール

聖徳太子のお札が時代を感じさせる。どう使っていいかわからず、そのまま取っておく少年多数。昭和の少年に1万円はお宝だった。

(出典/別冊Lightning Vol.21880年代モノ アーカイブス」

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