「ファーストハンド」バイヤー・森畑優太さん
1993年生まれ。学生時代に大手セレクトショップでアルバイトを経験し、卒業後にデイトナ・インターナショナルに入社。2年目からはバイヤーとして活躍。2021年に現職に就任。
あらゆる角度からサスティナブルなファッションを提案。
「うちの大前提は、ファッションとしてかっこいいこと。もちろんサスティナブルな取り組みは大切ですが、そこを重視するあまりにファッションとして成立しなければ本末転倒になってしまいます」
そう語るのは、現在ファッション業界から注目されているファーストハンドのバイヤー・森畑さん。通常のバイイングだけでなく、オリジナルの企画まで手掛ける。旧き良きアメリカのプロダクトにも精通する一方で、新たなトレンドもしっかりと把握している。この時代を読む目利きと絶妙なバランス感覚が、ファーストハンドの商品構成に活きている。
「古着のリメイクはもちろんのこと、お客様のワードローブを『アラブムーブメント』のオリジナルワッペンでカスタムする取り組みをしています。またリサイクル素材をベースから見つけたり、工場で眠っている素材を発掘したりと様々な角度からサスティナブルとファッションを繋げています」
編集部注目のアイテムを紹介!
森畑さん渾身のファーストハンドのコートは、セーターの生地をリサイクルしたウールメルトンを使い、モダンなシルエットに。3万9600円
国内ではファーストハンドのみのエクスクルーシブとなる米国『アラブムーブメント』のカーディガン。ヴィンテージカシミアのリメイクだ。24万2000円
アラブムーブメントのパッチを購入すると、持ち込みのウエアにもカスタムをしてくれる。ものを長く使う工夫のひとつだ。各5500円
日本の『コントローラプラス』が手掛けるダブルのジャケットは、米軍のテントクロスとジャパンデニムのコンビネーション。パンツも展開。7万7000円
オランダはアムステルダムのシューズブランド『ピーターソンストゥープ』。右はファーストハンドの別注モデル。右/4万9500円、左/6万500円
【DATA】
Firsthand RAYARD MIYASHITA PARK
東京都渋谷区神宮前6-20-10
TEL03-6805-1828
営業/11:00〜21:00
https://firsthand.jp/
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2022年12月号 Vol.344」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/K.Hayashi 林和也