東京カフェシーンに「乾いた砂漠の情景」が出現!“ORTIGA”Espresso works & Moto space

アメリカンバイクとカフェ、普通なら相容れないであろうこの2つが融合した
コンセプトカフェ&ショップのORTIGA が、東京屈指の観光スポットである浅草に今夏オープンする。お店が持つ独特の世界観から取り扱いメニューまで、唯一無二の魅力をたっぷりと掘り下げていこう!

西海岸のデザートをエッセンスに“好き” で創り上げた夢の空間。

「バイク」と「カフェ」という通常なら相容れることのない2つの要素を絶妙にミックスし、「カリフォルニアにある砂漠のリゾート」というシチュエーションをコンセプトに誕生したのがカフェ「オルティガ」だ。

アメリカの広大な荒野を走るバイク、そして見えてくる砂漠のリゾート感のあるカフェの風景を念頭に、内装はカリフォルニア工務店、植栽はソルソ、サインアートはシェイキンスピードグラフィックスが手がけ、店内は独特の世界観が広がる。

「ORTIGA Craft Work HAVE a Lot of FUN!」と壁全面に描かれたバイクスペース。昔、ガレージでコーヒー飲めたら面白いよね。と話したストーリーは現実となった

もちろん扱うメニューにもシェフやバリスタのこだわりが満載。オムライスはかけるソースに合わせてライスの味も変え、チキンサンドは本場アメリカのサクサクの食感を忠実に再現。今後はリブサンドなどのメニューもオススメとして展開していくとのこと。またコーヒーに関しては、南米の3種の豆の配合を変えながら、2年の月日をかけて改良した至極の味に仕上がっている。そしてエスプレッソに関しても、ニュージーランドでのバリスタ経験がある店長が本場のオセアニアスタイルを提供する。

1階の入り口を入ってすぐのカフェキッチン。ここにもデザインコンセプトであるデザートの要素が盛り沢山。天井は元々のデザインを有効活用している

砂漠に咲く花であり、薬草としての効用もある植物の名前から店名を配した「オルティガ」は、花のように見た目にも美しいだけでなく、薬草のように身体にも良いメニューを我々に提供してくれる。

バイクスペースのガラス壁には「ALWAYS FRESH! Speciality COFFEE」の文字。昔、作業所で味わっていたコーヒーが格別の味だったことが伝わってくる

バイクファッションにぴったりなMMMプロダクツのレザーキーホルダーや ベルト、チェーン付き財布も揃う。こういった小物がバイクガレージの雰囲 気をより一層引き上げてくれる
記念にスタッフで集合写真をパシャリ。やる気に満ち溢れた笑顔は、まるでこれからの明るい未来を案じているよう。美味しい料理と香り高いコーヒーがあなたを出迎えてくれます

イカした内装はカリフォルニア工務店がプロデュース!

内装は西海岸の砂漠リゾートをコンセプトにカリフォルニア工務店、トカゲをあしらった遊び心あるフェイク植栽はソルソ、サインアートはシェイキンスピードグラフィックスが手がけ、この唯一無二の世界観を創り上げている。

コーヒー豆はこだわりの自家焙煎!

毎日変化する気温と湿度に合わせ、タイマーと温度の上昇を見ながら火をコントロール。神経を尖らせながら作りあげる豆は香ばしさに溢れる。

オルティガが出すお店定番のブレンドコーヒーは、南米の3種の豆をブレンドしたもの。店舗のオープンに向け配合を変えながら、改良に改良を重ね、およそ2年の開発期間を経てこの味に行き着いた。

清潔感ある焙煎所は、なんとバリスタの自宅を改装して造り上げたというこだわりっぷり。焙煎機は25年前のラッキーコーヒーの8キロというヴィンテージマシーンをレストアした代物。アナログな要素を含んでいるからこそ、バリスタのスキルがモノを言う。

オルティガの看板メニューはソースも選べるオムライス!

お店の顔となるオムライスは、バターライスにマスタードクリームを合わせた絶妙な味わいで、ソースはケチャップへの変更も可能。オムライスプレート 1000円

チキンサンドはアメリカで食べた味を忠実に再現しており、衣にジャガイモのでんぷんを使うことでサクッとした食感に仕上げている。チキンサンドプレート 1100円

スイーツはチーズケーキやティラミスなど数種類を用意。夏に欠かせないアイスラテと、泡が少なくコーヒーフレーバーがより深く感じられるフラットホワイトはお店のオススメ。アイスラテ 850円、フラットホワイト 750円

【DATA】
Cafe Information オルティガ
東京都台東区雷門2-16-13
営業/8:30〜20:00
休み/火曜
instagram @ortiga_asakusa

(出典/「Lightning2022年9月号 Vol.341」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...