アメリカを感じるフルサイズトラック。|ダッジ・ラム1500【東京カーライフ】

この写真を見て、これはアメリカ? と思った貴兄も多いはず。実はここ、北関東は茨城県つくば市にあるショップ。そう、全国にファンを持つヴィンテージショップ『パラダイスバレー』だ。正確には東京カーライフではないが、ぜひとも紹介したい憧れのカーライフだ。

「パラダイスバレー」代表・結束嘉樹さん|1992年にパラダイスバレーをオープン。2011年に移転オープンした現店舗は、つくばの山々に囲まれた場所にあるが、全国から古着愛好家が押し寄せる。そのセンスの良さは折り紙付き

あえてベースグレードでシンプルに乗る。

2017年式のラムトラックは、スタンダードなベースグレードをチョイス。2009年よりダッジから独立して、ラムブランドとして展開されている

国道から1本入り、田園を抜けたあたりに突如として現れるアメリカンハウス。アメリカの片田舎にありそうなカントリーな佇まいの建物は、多くの古着愛好家から支持される名店『パラダイスバレー』だ。オーナーの結束さんの愛車であるラムトラックが、さらにリアリティを加えている。フルサイズのトラックであるが、日本でも難なく使えると太鼓判を押す。

「前もラムトラックに乗っていて、用途の広さや耐久性から、4世代目のモデルに乗り換えました。買い物などのデイリーユースはもちろん、海外から荷物が届いた時に使ったり、オンオフ問わず使えるのが一番の理由です。フルサイズですけど、取り回しがいいからストレスもありません。スーパーに行く時もまったく困りませんよ」

アメリカではピックアップトラックを日常的に使う習慣や文化が浸透しているが、結束さんのスタイルはまさにそれ。数十年もアメリカへ買い付けに渡り、現地の空気感を深く知っているからこそ、この力の抜けた雰囲気を醸し出せるのだろう。日本ではカスタムして乗っているケースをよく見るが、フルノーマルのベースグレードという点にもセンスを感じられる。

「アメリカでは特別なクルマじゃありませんからね(笑)。シンプルに乗りたかったので、ベースグレードを選びました。アメリカだとこれをベースに、商業車や救急車両にカスタムしている姿をよく見ます。荷物がたくさん積めて、運転していて疲れない。アメリカ車の魅力はそんな本質的な部分にあると思いますよ」

知識が豊富なオーナーの結束さん。今年はオープンして30周年を迎えた。そのセンスは言わずもがな、結束さんの人柄も、この店に通いたくなる魅力のひとつだ

「2017 DODGE RAM 1500」のディテールを拝見!

アメリカでは働くクルマなので、非常にシンプルなハンドル周りとインパネのデザイン。いい意味で色気がなく、逆に飽きずに付き合えそうだ。

エンジンは3.7LのパワーテックV6。215馬力あるので、フルサイズでもストレスなく加速でき、ロングドライブでも快適。ちなみにレギュラーガソリン。

スタンダードなレギュラーキャブは長さが5300㎜程度なので、荷物を積む際に役に立つ。航空便で届いた荷物をピックアップする時にも大活躍。

タイヤやホイールもノーマルなものをチョイス。この世代から5リンク式サスペンションになり、ハンドリング性能が向上。

(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)

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Lightning 編集部
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