「サンサーフ」企画統括・アロハシャツ研究家・中野喜啓さん
本誌でも動画でもお馴染みのサンサーフ中野喜啓さん。今回はサンサーフの新作をお持ちいただき、アロハシャツの歴史や魅力について解説してもらったぞ!
「Lightning・2nd・CLUTCH Magazine」統括編集長・松島親方
アロハシャツ研究室にて進行役を務める松島親方。ヴィンテージも含めアロハシャツの世界にどっぷりハマる。「ポチャにとってアロハは制服なのだ!」
オリエンタルブームの流行を象徴するようなアロハシャツ。
松島:このアロハシャツ、定番モチーフの花柄ではあるんですが、どこか和風っぽい印象ですね。中野:はい、アロハシャツといえば南国ハワイの植物をモチーフにした柄を想像しますが、これは「蓮の花」をモチーフにした珍しいアロハシャツなんです。
松島:なるほど、あまり見かけないモチーフですね。このアロハシャツのオリジナルは、何年代頃に作られた物になるんですか?
中野:’50年代の作品になります。この頃のアロハシャツのマーケットは、ハワイのブランドだけでなく、アメリカ本土のブランドもマーケットに参入してきた時代です。そのため変わった切り口の図柄や配色といった、当たり前ではないデザインが登場し、観光客の間で人気を集めたんです。しかも当時のオリエンタルブームなども相まって、このようなハワイに存在しないアジアらしいモチーフが生まれたんです。
松島:つまりそれまで当たり前であったハワイの定番モチーフより、今まで見たことの無いような斬新な図柄が人気を集めたんですね。いつの時代のトレンドも、移り変わりは激しいですね。
中野:はい、’50年代のハワイは観光業が目覚ましく発展した時代でしたので、ギフトアイテムであるアロハシャツの市場争いは、賑やかなものだったでしょうね。
▼動画でもチェック!
【問い合わせ】
サンサーフ(東洋エンタープライズ)
TEL03-3632-2321
https://www.sunsurf.jp
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)
Text/A.Shirasawa 白澤亜動 Photo/A.Kuwayama 桑山章
関連する記事
-
- 2024.11.20
旬なアロハシャツ着こなし術【渋谷・サンハウス編】
-
- 2024.11.20
旬なアロハシャツ着こなし術【栃木・アークネッツ編】
-
- 2024.11.19
旬なアロハシャツ着こなし術。新宿ジャンキースペシャル編
-
- 2024.06.30
旬なアロハシャツ着こなし術